様々な症状に関する知恵袋
不妊解消にはビタミンEが関係している!千葉県・市川市・本八幡鍼灸院
ビタミンE(α-トコフェール)は、脂溶性の抗酸化物質で、
生体膜やリポたんぱく質などの脂質成分の酸化を抑制するビタミンです。
ビタミンEが欠乏すると神経筋障害や溶血生貧血などの
症状が現れるのは比較的、知られています。
しかしそれだけではなく、不妊の原因にもなっているという
発表があるのです。
ビタミンE欠乏になってしまう病気としては、
腸管閉塞やリポたんぱく質代謝異常などがありますが、
通常の食事をしていれば欠乏症に
なることはほぼありません。
しかし、先天性のビタミンE欠乏症という病気は
通常の食事でも欠乏症になってしまいます。
この先天性の病気の原因を突き止めるための
研究を行っていくうちにα-TTPという
タンパク質が発見されました。
このタンパク質はビタミンEを血液中に
放出するために存在しています。
このタンパク質は肝臓に多く存在していて、
肝臓に流れ込んで来た血液にビタミンEを
放出するために働いています。
このα-TTPは子宮にも存在していて、
胎盤が、肝臓よりもビタミンEを
必要とすることも分かっています。
実験でマウスを使い、α-TTP欠乏のメスは
出生率0%でしたが、10倍のビタミンEを投与
したところ、100%の出生率になったのです。
ビタミンEは過剰摂取が問題と言われますが、
血中においては必要量の3倍以上になりません。
それは、身体に存在するα-TTPの量しか
血中にビタミンEを放出出来ないからです。
他は薬物代謝酵素という分解機能で体外に排泄されます。
細胞の老化のことを考えても
ビタミンEは摂取していて損をしない栄養素です!
特に血液は胎盤、胎児に欠かせないものなので
まさに妊活ビタミンとも言えるでしょう!
最後までお読み頂きありがとうございます。
鍼灸師 鈴木瑞生