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鍼灸で不妊治療~卵管水腫とは~

今日は、不妊の原因にもなる卵管水腫についてです。


排卵時に飛び出した卵をキャッチしてくれるのが卵管采です。ここから卵管膨大部で精子と出会い、受精卵となって子宮まで運ばれ着床します。

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卵を拾い上げる卵管采がクラミジアなどの感染症や、子宮内膜症などによって炎症を起こし、塞がってしまうことがあります。
その上で、卵管内で分泌される卵管粘液が卵管に溜まってしまい炎症を起こし、膿や水が溜まる状態を卵管水腫と言います。


この状態で不妊になる理由として、卵管采が塞がることによって卵子をキャッチできなくなること。
卵管が塞がっているので、卵子と精子が出会えないこと。
水腫の水が子宮へ流れ込み、着床しづらい状態にしてしまうこと。
があげられます。

症状としては、大量のサラサラした水のようなおりものが出ること。不正出血が出やすいこと。
また感染をすると、下腹部痛や発熱を起こすこともあります。


卵管粘液の産生は女性ホルモンに制御されているため、月経周期によって卵管内の貯留する液量が変化します。
女性ホルモンの上昇により亢を進する為、排卵周辺で貯留しやすくなり、大量のおりものもこの辺りで出やすくなることが多いです。

卵管水腫になってしまった場合、治療法としては4つあります。
卵管開口術:卵管采を切開し卵管を開口、再閉塞防止のために切開部を固定する。
卵管切除術:卵管間質部と卵管峡部の移行部で子宮から卵管を切断し、卵管自体を摘出する。
卵管クリッピング術:卵管間質部~卵管峡部に金属またはプラスチック製のクリップを留置し、卵管液の子宮への流入を防止する。
卵管内容液穿刺吸引術:卵管水腫を穿刺し内容液を吸引除去


この中で、どの治療法にするかにより、その後の不妊治療の進め方が異なってきます。

①卵管開口術、④卵管内溶液穿刺吸引術は自然妊娠の可能性は残ります。
卵管開口術での妊娠率は20%前後です。
卵管内溶液穿刺吸引術は、一次的に内溶液を取り除けますが、再発可能性が高いことも特徴です。
主に、体外受精において、胚移植後の成績を向上させる目的で使われることが多いです。


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②卵管切除術、③卵管クリッピング術は、自然妊娠の可能性はほぼ0%になります。
卵管切除術を行った場合、体外受精の妊娠率は1.8倍上昇、産生率は2.1倍上昇したと報告されています。
切除することにより、卵巣への血流が低下するという問題にはつながらないとされていますが、卵巣年齢が高い方は担当の先生と相談して、どんなやり方がいいか相談してみることをおすすめします。

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