妊活中に生理がきてしまう「リセット」は、期待が大きいほどつらいものです。
悲しい気持ちから涙が止まらないこともあるでしょう。
しかし、その涙は決して無駄ではありません。
この記事では、リセットでつらい思いをしている人が、涙と向き合い、心を回復させていくための具体的な方法を解説します。
今の気持ちに寄り添いながら、少しずつ前に進むためのヒントを見つけていきましょう。
妊活リセットで涙がでるのは自然なこと|自分を責めないで
妊活のリセットで涙が出るほど落ち込むのは、それだけ真剣に向き合っている証拠です。
期待していた結果が得られなかった時、悲しみや悔しさを感じるのはごく自然な感情であり、自分を責める必要は全くありません。
まずは「つらい」と感じている自分の気持ちを否定せず、そのまま受け入れてあげることが大切です。
感情に蓋をせず、悲しい時は泣いてもいいと自分に許可を出しましょう。
妊活リセットが特につらいと感じる4つの理由
妊活中のリセットがこれほど辛いのは、単に「妊娠しなかった」という事実だけが原因ではありません。
期待が大きかった分の絶望感や、周囲からのプレッシャー、終わりが見えないことへの疲労感など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
なぜ「またリセット」という現実がこれほどまでにつらく感じるのか、その具体的な理由を掘り下げていくことで、自分の感情を客観的に見つめ直すきっかけになります。
理由1:「また今回もダメだった」という期待が裏切られる絶望感
排卵日を予測してタイミングを合わせ、妊娠検査薬を使うまで期待と不安のなかで過ごす日々。
その努力が実らなかったと知ったリセットしたときの絶望感は、言葉では言い表せないほど大きいものです。
特に、妊娠超初期症状に似た体調の変化を感じていた場合は、「今度こそ」という期待が最大限に高まっているため、裏切られた時のショックは計り知れません。
この期待と現実の大きな落差が、深い悲しみや無力感につながり、涙が溢れる原因となります。
理由2:友人や知人の妊娠報告による焦りや嫉妬心
妊活中に友人や知人から妊娠報告を受けると、心から喜べず、焦りや嫉妬心といった複雑な感情を抱いてしまうことがあります。
特に、自分より後に結婚した人や、妊活を意識していなかったように見えた人からの報告は、大きな精神的ダメージとなることも少なくありません。
「どうして自分だけ」という孤独感や、「先を越された」という劣等感が、リセットの悲しみをさらに増幅させてしまいます。
こうした感情は、多くの人が経験するものであり、決して意地悪な感情ではありません。
理由3:終わりが見えない妊活や不妊治療への心身の疲労
妊活や不妊治療が長期化すると、いつまで続くのかわからない状況に心身ともに疲れ果ててしまいます。
毎月のホルモンバランスの変化による体調不良や、通院のための時間的・経済的な負担、治療のステップアップに伴うプレッシャーは、想像以上に重くのしかかります。
リセットを迎えるたびに、これまでの努力が報われなかったという徒労感と、また一から始めなければならないという精神的な消耗が積み重なり、前向きな気持ちを保つことが難しくなっていくのです。
理由4:パートナーとの妊活に対する温度差からくる孤独感
妊活は夫婦二人で取り組むものですが、身体的な負担やホルモンの影響を受けやすい女性側に、より大きなプレッシャーがかかりがちです。
リセットのつらさを夫に打ち明けても、その悲しみの深さを十分に理解してもらえず、「また次頑張ればいいよ」といった言葉に傷ついてしまうことも少なくありません。
こうした妊活に対する温度差は、夫婦間のすれ違いを生み、「このつらさをわかってくれる人はいない」という深い孤独感につながることがあります。
涙が止まらない時に試したい|心を落ち着けるための応急処置
妊活でリセットした直後は、悲しみや絶望感で心が大きく乱れてしまいます。
そんな時は、無理に気持ちを切り替えようと焦る必要はありません。
まずは、感情の波が少し落ち着くのを待つことが大切です。
ここでは、リセット後、涙が止まらないほどつらい時に、心を少しでも楽にするための応急処置を紹介します。
自分に合った方法を見つけて、まずは今のつらい気持ちを和らげることから始めましょう。
気が済むまで思いっきり泣いて感情を吐き出す
つらい時や悲しい時は、無理に涙をこらえる必要はありません。
泣くことには、ストレスホルモンを体外に排出し、心を落ち着かせる効果があると言われています。
感情を無理に抑え込むと、かえってストレスが溜まり、心の回復を遅らせてしまう可能性があります。
一人の空間で好きな音楽を聴きながら、お風呂で、あるいはパートナーの前で、気が済むまで思いっきり泣いてみましょう。
涙と一緒に心の内に溜まった悲しみや悔しさをすべて吐き出すことで、少しずつ気持ちが整理され、心が軽くなるのを感じられます。
美味しいものを食べたり好きなことをしたりして自分を甘やかす
リセット期間の過ごし方として、自分を思い切り甘やかす日を作るのも有効です。
普段は控えている甘いスイーツを食べたり、少し高級なレストランで美味しいものを堪能したり、見たかった映画を一気見したりするのもよいでしょう。
妊活中は食事や生活習慣に気を遣う場面も多いですが、リセットした時くらいは自分を労り、好きなことをして心を満たしてあげることが大切です。
自分へのご褒美を与えることで、気分転換になり、次の周期へ向かうためのエネルギーを充電できます。
つらい気持ちを正直にパートナーと共有する時間を持つ
リセットのつらさを一人で抱え込まず、パートナーに正直な気持ちを打ち明ける時間を作りましょう。
「悲しい」「悔しい」「つらい」といった感情を具体的に言葉にして伝えることで、パートナーはあなたの心の状態をより深く理解できます。
ただ話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることは少なくありません。
この対話を通じて、パートナーも自身の気持ちを表現するきっかけになり、二人で悲しみを分かち合い、支え合う関係を深めることにもつながります。
一時的にSNSや妊娠に関する情報から距離を置く
友人や芸能人の妊娠・出産報告、他の人の妊活ブログなど、SNSには心を揺さぶる情報が溢れています。
リセットで落ち込んでいる時にこうした情報に触れると、他人と比較して焦りや劣等感を抱きやすくなります。
つらいと感じる時は、意識的にSNSアプリを閉じたり、通知をオフにしたりして、情報から物理的に距離を置きましょう。
インターネット検索も控え、自分の心が穏やかでいられる環境を整えることが重要です。
情報から離れることで、自分自身の感情と静かに向き合う時間が持てます。
少し落ち着いたら実践したい|次へ向かうための心の切り替え方
応急処置で少し気持ちが落ち着いたら、次のステップとして、未来へ向かうための心の切り替え方を試してみましょう。すぐに前向きになるのは難しいかもしれませんが、いくつかの考え方や行動を取り入れることで、少しずつ心を回復させることができます。
ここでは、悲しみを乗り越え、次の周期に向けて新たな一歩を踏み出すための具体的な方法を紹介します。自分のペースで、できることから試してみてください。
「今だからできること」に目を向けて楽しむ
妊娠すると、飲酒や旅行、激しい運動など、制限されることがいくつかあります。
リセット期間は、見方を変えれば「妊娠していない今だからこそ楽しめる時間」と捉えることも可能です。
お酒が好きな人は美味しいワインを楽しんだり、夫婦で温泉旅行の計画を立てたり、新しい趣味に挑戦したりするのもよいでしょう。
妊活のことだけを考えるのではなく、現在の生活を楽しむことに意識を向けることで、気持ちに余裕が生まれ、リフレッシュした状態で次の周期を迎えることができます。
他人と自分を比べるのをやめて自分のペースを大切にする
妊活は、一人ひとり状況が異なります。
年齢、健康状態、夫婦の価値観など、背景は様々であり、他人と自分の進捗を比べても意味はありません。
SNSなどで他人の順調な報告を見て落ち込むのではなく、「人は人、自分は自分」と割り切り、自分たちのペースを大切にすることが重要です。
妊活の歩みは一直線ではないことを理解し、時には立ち止まったり、回り道をしたりしながら、夫婦二人で納得のいく道を進んでいくという意識を持つことで、心の負担を軽減できます。
今後の治療計画や妊活をお休みする期間を夫婦で話し合う
リセットを繰り返す中で心身の疲労が限界に近いと感じたら、一度立ち止まって今後の妊活について夫婦でじっくり話し合う時間を持つことが大切です。
現在の治療法を続けるのか、ステップアップを検討するのか、あるいは一度妊活自体をお休みする「妊活お休み期間」を設けるのかなど、様々な選択肢を二人で検討します。
先の見通しを立てることで、漠然とした不安が和らぎ、目標が明確になることで精神的な安定を取り戻すきっかけにもなります。
気持ちを切り替えて次の周期の妊娠に向けた体づくりを始める
リセットの悲しみが少し癒えたら、次の周期に向けて意識を切り替え、具体的な行動を始めるのも一つの方法です。
例えば、妊娠しやすい体づくりのために、食生活を見直したり、ウォーキングやヨガなどの適度な運動を取り入れたり、体を温める温活を始めたりするのもよいでしょう。
何か新しいことに取り組むことで、気持ちが未来に向かい、前向きなエネルギーが湧いてきます。
ただし、義務感で自分を追い詰めるのではなく、あくまで楽しみながら続けられる範囲で行うことがポイントです。
「リセットしそう…」生理前の不安な気持ちとの向き合い方
生理予定日が近づくにつれて、「またリセットするかもしれない」という不安な気持ちが大きくなる時期は、妊活中でも特に精神的に不安定になりがちです。
些細な体の兆候に一喜一憂し、検索を繰り返してしまう人も少なくありません。
この「そわそわ期」を少しでも穏やかな気持ちで過ごすためには、不安との向き合い方をあらかじめ知っておくことが助けになります。
ここでは、生理前の不安な気持ちを和らげるための方法を紹介します。
妊娠超初期症状と生理前症状(PMS)の主な違いを理解する
妊娠超初期症状と生理前症状は、下腹部痛や胸の張り、眠気など、非常に似ている症状が多く、見分けるのは困難です。
しかし、いくつかの違いを知っておくことで、過度な期待や不安を和らげることができます。
例えば、基礎体温が高温のまま続く、着床出血が見られる、おりものの状態が変化するといった点は、妊娠の可能性を示す兆候とされます。
ただし、これらも個人差が大きいため、症状だけで判断せず、あくまで参考情報として冷静に受け止める姿勢が大切です。
期待しすぎないためのリラックス法を見つけておく
生理前の不安な時期を乗り切るためには、妊活のことを考えすぎないようにする時間を作ることが効果的です。
自分が心からリラックスできる方法をいくつか見つけておきましょう。
例えば、好きな香りのアロマを焚く、温かいハーブティーを飲む、ゆっくりと半身浴をする、夢中になれる趣味に没頭するなど、方法は様々です。
意識を別の楽しいことに向けることで、体調の変化に一喜一憂する時間が減り、結果を待つ間のストレスを軽減することができます。
妊活リセットに関するよくある質問
妊活におけるリセット、すなわち生理が来ることは、多くの女性にとってつらい経験です。
この経験を繰り返す中で、様々な疑問や悩みが生まれることも少なくありません。
ここでは、妊活のリセットとは何かという基本的な問いから、パートナーとのコミュニケーションの悩み、ストレスの影響、不妊治療を検討するタイミングまで、多くの人が抱える質問とその回答をまとめました。
悩みを解消し、次の一歩を踏み出すための参考にしてください。
Q1.夫に「つらい気持ち」をうまく伝えられません。どうすればいいですか?
感情的にならず、自分の気持ちを正直に伝えることが大切です。
「あなたを責めているわけではない」と前置きした上で、「私は今、こんな理由で悲しい」「ただ話を聞いてほしい」など、主語を「私」にして具体的に伝えてみましょう。
手紙に書いて渡すのも、冷静に気持ちを整理できるのでおすすめです。
Q2.泣いてばかりいるとストレスで妊娠しにくくなりますか?
泣くこと自体が直接的に妊娠しにくくするわけではありません。
むしろ感情を溜め込む方がストレスになります。
ただし、過度なストレスはホルモンバランスに影響を与える可能性も指摘されています。
泣きたい時は我慢せず、上手にストレスを発散させながら、心穏やかに過ごすことを目指しましょう。
Q3.何回リセットを経験したら不妊治療を検討すべきですか?
一般的に、避妊をせずに1年間妊娠に至らない場合を不妊症と定義し、検査や治療を検討することが推奨されます。
ただし、女性の年齢が35歳以上の場合は、半年を目安に早めに専門医に相談するのがよいでしょう。不安な点があれば、期間にかかわらず一度クリニックを受診することをおすすめします。
まとめ:つらい涙の後は自分を大切に、少しずつ前へ進もう
妊活中のリセットは、心が張り裂けそうになるほどつらい経験です。
涙が止まらないのは、それだけ真剣に命と向き合っている証拠であり、自分を責める必要は全くありません。
まずは泣きたいだけ泣いて、自分の感情を受け止めてあげましょう。
そして、美味しいものを食べたり、好きなことに没頭したりして、頑張っている自分自身を思い切り甘やかしてあげてください。
心が少し落ち着いたら、パートナーと今後のことを話し合ったり、次の周期に向けてできることを始めたりと、自分のペースで一歩ずつ前に進んでいくことが大切です。








