スーパーライザーを導入しました!

- update更新日 : 2021年12月19日
folder自律神経と鍼灸妊娠に向けた体質改善

こんにちは。本八幡鍼灸院、院長の峯岸里美です。

当院でもスーパーライザーという新しい医療機器を導入しました!

近赤外線光線治療器になります。

年に2回行われている不妊カウンセリング学会に参加したときに、婦人科に特化した診療をされている京都の中村先生が登壇されていて、鍼灸とスーパーライザーの併用による治療効果について発表してくださいました。

その内容を伺って、妊娠により繋がる治療であれば是非活用して行きたいと思い導入に至りました。

 

もともとスーパーライザーは星状神経のブロック注射の治療を、痛みなく行える医療機器として開発されたものです。

さまざまな症状に効果があるものですが、妊娠に対しての治療も多く結果が出ています。

 

1、卵子の質を高める

卵巣動脈に対してスーパーライザーを照射すると、卵巣の血流がアップし、卵の成長を促します。

血液が栄養や酸素、ホルモンを運んでいますので、血流がアップすることで卵子の質が改善されやすくなります。

また卵子は細胞の中でも最もミトコンドリアの量が多い細胞とされていますが、

そのミトコンドリアの生産する「ATP」というエネルギーの量が、

スーパーライザーを照射することで血液中に増えることがわかっています。

卵子内のミトコンドリアが活性化した結果、エネルギーが大量発生しているということが期待できるのです。

 

2、着床に向けて免疫を寛容化する

スーパーライザーを喉の星状神経節に対して照射すると、交感神経の根幹にアプローチを入れることができます。

交感神経を抑えることによって、シーソーのようにバランスを取っている副交感神経というリラックスする神経が働きやすくなります。

その副交感神経は免疫のバランスを整える作用があります。

精子や受精卵は、母胎にとって異物となりますので、免疫が過剰に反応すると、排除しようという免疫反応が起こってしまうことがあります。

そのため、免疫を寛容化させておくと、精子や受精卵を受け入れる準備を事前にすることができるのです。

また、妊娠初期の原因不明の流産なども、免疫の過剰反応による場合があると考えられます。

着床後の妊娠継続への効果も期待できます。

 

排卵前、排卵後、それぞれの時期に合わせて照射部位を変えることで、妊娠から出産までのサポートを行っていきます。