排卵障害でお悩みの方

排卵障害とは

排卵は月経周期ごとに1回行われます。「排卵障害」とは、排卵までの過程、つまり卵子が育つまでの間に何らかの障害があり、排卵が行われない状態をいいます。卵が育たたない場合、育っても排卵されない場合があります。排卵障害かどうかは、「基礎体温を確認する」ことで確認することが出来ます。排卵の直前にはホルモンの影響で体温が一時的に下がります。そしてその後体温が上がり、2相になります。

基礎体温が2相にならない、生理不順が長く続いている場合は、排卵障害の可能性があります。

排卵障害の原因

排卵障害の原因は、大きく発生部位によって3つに分類されています。

①視床下部性の排卵障害

排卵障害の原因として最も多いとされているのが視床下部によるものです。

視床下部から分泌される、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンが、脳下垂体を刺激します。その刺激によって脳下垂体が黄体化ホルモンや卵胞ホルモンを分泌し、それが血液を通して卵巣に届くことで、卵子の入っている袋(卵胞)が大きく育つようになります。

つまり、視床下部からのホルモンが分泌されないことには、排卵の仕組み自体が働かなくなってしまいます。視床下部からホルモンが出なくなる要因は様々あり、そのため排卵しづらくなる要素として最も多いとされています。

人間関係の悩み・寝不足・長時間労働・疲労・過度なダイエット(1カ月で2~3キロ痩せるなど)は、視床下部性の原因としてよく言われているものです。月経が止まったり、乱れたりした場合は視床下部からのホルモンの乱れが考えられますので注意しましょう。

②下垂体性の排卵障害

下垂体性の排卵障害は、割合は高くありません。ですが下垂体はいろいろなホルモンをホルモンの分泌をする、重要な働きをしている部位です。例えば腫瘍を取り除く手術などした後は、卵子を育てるホルモンが出にくくなることがあります。

③卵巣性の排卵障害

卵巣性の排卵障害の場合は、卵子の入った袋(卵胞)の数がそもそもない状態。男性で言うと無精子症と同じ状態です。ターナー症候群といわれる先天性の性腺の形成不全で起こる場合があります。また、早期閉経といって、通常より早くに閉経が起こってしまう場合にも表れます。(40歳未満で閉経した場合に早期閉経といいます)