黄体機能不全による不妊や不育にお悩みではありませんか?
このようなお悩み・症状はありませんか?
✅基礎体温にて低温相から高温相への移行に3日以上要する
✅高温期が10日以内
✅低温期と高温期の差が0.3℃以内
✅高温期の短縮によって短い周期で月経が起こる
✅月経不順
✅不正出血
✅なかなか着床しない
✅流産を繰り返す
身体の状態を知るために特に妊活中の方は婦人科での検査をおすすめします。
黄体機能不全の頻度は女性不妊症の10%~30% 不育症の25%~60%です。
不妊症の原因?黄体機能不全とは?
黄体機能不全の概要
排卵した後の袋(黄体)からエストロゲンやプロゲステロンといった子宮の内膜を作るホルモンの量が低下することで
高温期が短縮→月経周期も短縮→排卵性頻発月経→不妊や不育の原因になっていく状態。
黄体機能不全はホルモンバランスの乱れが原因?
原因の詳細は現在の医療では正直不明です。
ただ、ホルモンバランスを乱す何かではあると考えられています。
考えられる要因としては
・急激なダイエット
・ストレス
・高プロラクチン血症
・子宮の血流不全
・子宮内膜の受容体異常
などが考えられます。
黄体機能不全の治療法
西洋医学的な黄体機能不全の治療
黄体機能不全の西洋医学的治療は投薬が基本です。
障害をきたしている部位によって出す薬を変えていきます。
・視床下部ークロミフェン
・下垂体前葉ーブロモクリプチン
・卵巣-黄体機能刺激療法
・卵胞ーゲスターゲンの周期的投与
東洋医学的な黄体機能不全の治療
東洋医学では高温期に焦点を当てるのではなく低温期の卵胞の成長過程に問題があると考えます。
身体の状態や体質に合わせて鍼や灸を使って治療施術します。
東洋医学的に多い身体の状態は以下の4つです。
・腎陽虚(じんようきょ)
・肝鬱気滞(かんうつきたい)
・瘀血(おけつ)
・脾虚(ひきょ)
治療法①腎機能を改善し卵胞を育てる
卵胞がうまく育たないことによる黄体機能不全を
東洋医学では腎陽虚(じんようきょ)といいます。
東洋医学では腎は生命エネルギーの根源で、性能力に関与しています。
腎の機能が落ちると卵胞がうまくそ育たず、排卵が起きても黄体の機能が低下した状態になります。
腎の機能を上げるように足首回りのツボに鍼やお灸をします。
治療法②肝機能を改善し血流を促す
ストレスによる黄体機能不全を
東洋医学では肝鬱気滞(かんうつきたい)といいます。
東洋医学では肝は血液の調整や気の流れに関与しています。
ストレスによって気の流れが悪くなると胸やお腹のあたりが張ったような感覚やムカムカしてきます。
それによって血液の流れまで悪くなってしまい卵胞がうまく育たなくなってしまうのです。
肝の機能を高めるように脛などにあるツボや、ストレスによる気の鬱滞を鍼や灸によって改善していきます。
治療法③気の流れを改善し血流を促す
気の流れが悪く鬱血による黄体機能不全を
東洋医学では瘀血(おけつ)といいます。
瘀血とは血が鬱滞していたり、著しく血流が悪い状態です。
ホルモンは血液によって運ばれるため血流が悪いとホルモンが運ばれず卵胞の発育に関わができず黄体機能不全になってしまします。
活血化瘀という治療で滞った血を流していきます。
治療法④脾機能を改善し栄養を運ぶ
元気がない体力がないことによる黄体機能不全を
東洋医学では脾虚(ひきょ)といいます。
東洋医学では脾は全ての中心であり元気の源です。
脾が弱ると体力や元気がなくなります。そしてすべての臓器に栄養を送れなくなってしまいます。
元気がないというのは栄養が足りなかったり、栄養をうまく運べない状態なので、卵胞がうまく育たず黄体の機能低下が起こり黄体機能不全になってしまいます。
脾の機能を高めるために脛の内側のツボを使ったりお腹のツボを使い改善を図ります。
患者さんの喜びの声
基礎体温が安定するようになった方の喜びの声はこちら!←をチェック
不妊の大敵「黄体機能不全」のまとめ
黄体機能不全はホルモンバランスを整えることがポイントとなります。
そのために必要なアプローチ法は人それぞれ異なります。
・エネルギー不足なのか
・血液や気の流れが悪いのか
・栄養がたりていないのか
どの角度からアプローチしていくかを
本八幡鍼灸院では患者様の原因と考えられる状態から
体質に合わせて西洋医学的観点も考慮の上、東洋医学的な施術を行っていきます。
何が原因になっているのかを見極めていきましょう!
執筆者:市川市 本八幡鍼灸院 中嶋 宝