
月経痛が不妊体質の原因かも?で
こんなお悩みはありませんか?
- 月経のたびに痛みが強くなる
- 鎮痛薬が効かない
- 排卵時や性交時に深部の痛みを感じることがある
- レバー状の塊が混じることがある
- 月経前後も下腹部の痛みを感じる
月経痛の要因とは?
月経痛(生理痛)と不妊には深い関連がある場合があります。
特に「子宮内膜症」などの疾患が共通の原因となっているケースが多く、痛みが単なる「体質」ではなく、不妊のサインであることも少なくありません。
月経痛を伴い不妊の原因ともなる疾患
疾患名 | 月経痛の特徴 | 不妊との関連 |
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子宮内膜症 | 月経のたびに悪化する、鎮痛剤が効きにくい | 卵巣機能・卵管・着床に悪影響 |
子宮腺筋症 | 月経量が多く、鈍痛が長く続く | 着床障害・流産のリスク |
子宮筋腫 | 圧迫感・出血量増・月経痛 | 受精卵の着床障害、流産 |
骨盤内癒着 | 月経以外の腹痛、排便痛もある | 卵管閉塞・精子移動の障害 |
1. 子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)
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子宮内膜が本来あるべき場所以外(卵巣、腹腔など)で増殖・出血を繰り返す疾患。
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強い月経痛の代表的な原因であり、不妊女性の約30~50%がこの疾患を持つとされます。
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子宮や卵巣、卵管の癒着や炎症が起きることで、排卵障害、卵管の通過障害、着床障害などを引き起こす。
2. 子宮筋腫や子宮腺筋症
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子宮筋腫:子宮の筋層にできる良性の腫瘍。
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子宮腺筋症:子宮内膜が子宮筋層に入り込んで増殖する。
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どちらも月経痛が強く、不妊のリスクがあります。
月経痛の西洋医学的治療法とは?
1. 痛みのコントロール(対症療法)
● NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
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ロキソニン、ボルタレン、イブプロフェンなど。
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排卵後すぐや生理開始前から服用することで、「プロスタグランジン(痛みの原因物質)」の分泌を抑えます。
2. ホルモン療法(根本的に痛みの原因を抑える)
● 低用量ピル(LEP製剤)
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排卵を抑える+子宮内膜を薄くすることで、月経痛を軽減。
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保険適用されるものも多く、月経量も減ります。
● ジエノゲスト(ディナゲストなど)
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子宮内膜症による月経痛に特に有効な黄体ホルモン製剤。
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排卵を抑制し、月経を止めることで痛みを軽減します。
● GnRHアゴニスト(リュープリンなど)
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一時的に閉経状態にして月経を止めます。
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強い副作用(更年期様症状)があるため、長期使用は制限されます。
3. 器質的疾患に対する治療
● 子宮内膜症、子宮筋腫などがある場合:
▸ 薬物療法(上記ホルモン療法など)
▸ 手術療法
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腹腔鏡手術:内膜症や筋腫、卵巣嚢腫の除去。
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子宮全摘手術:重症の場合や閉経が近い方に検討されることも。
月経痛による不妊体質の本八幡鍼灸院での治療法とは
月経痛は東洋医学では「冷え、気血の滞り、瘀血(おけつ)、腎虚」と関連するとされています。
鍼灸で経絡やツボの流れを改善し、子宮・卵巣周辺の血流改善を行います。
鍼灸による主な効果
改善点 | 詳細 |
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血流促進 | 子宮や骨盤内の血流を改善し、内膜をふかふかに |
自律神経調整 | ストレスによるホルモン乱れを正常化 |
冷えの改善 | 冷え性体質の緩和により着床しやすい体に |
排卵・月経周期の安定 | 黄体機能不全・多嚢胞性卵巣などの改善サポート |
整体(骨盤調整)による主な効果
骨盤や背骨の歪みは子宮や卵巣の血流を圧迫し、冷えを誘発し月経痛につながることがあります。
骨格や筋肉の調整により、内臓機能・ホルモン分泌・自律神経の働きを高めます。
鍼灸で筋緊張を緩めたうえで整体を行うことで、より効果的な調整につながります。
症状 | 改善が期待される理由 |
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月経痛 | 子宮周囲の血流・神経の圧迫を解消 |
生理不順 | 自律神経の調整によるホルモンバランス改善 |
排卵障害 | 骨盤内の血流・内臓機能の正常化 |
着床障害 | 子宮内膜の厚みや質をサポート |
よもぎ蒸し、ビジリスなども効果的な時期に組み合わせ
鍼灸や整体以外でも、月経時期に合わせて痛みの予防、妊娠に向けて排卵時期のアプローチなど、よもぎ蒸しやビジリスなどを組み合わせることで改善につなげていきます。
よもぎ蒸しは冷えの改善に、ビジリスは骨盤底筋のトレーニングをすることで血流改善を行います。