過呼吸（過換気症候群）

過呼吸とは

過呼吸とは、必要以上に早く・浅く呼吸をしてしまう状態のことです。

呼吸が速くなることで、血液中の二酸化炭素が減り、

• 手足のしびれ
• めまい
• 胸苦しさ
• パニック感

といった症状が起こります。

これは「気が弱いから」「メンタルが弱い」のではありません。

自律神経が一時的にバランスを崩した状態です。

過呼吸で起こる主な症状

• 呼吸が浅く速くなる
• 息が吸えない／吸えていない感覚
• 胸やみぞおちのつかえ
• 手足のしびれや硬直
• 頭がぼーっとする
• 強い不安感・パニック感

症状は突然出ることもあれば、日常的に繰り返すこともあります。

過呼吸の原因（西洋 × 東洋医学）

西洋医学的な原因

• ストレス・不安
• 交感神経の高ぶり
• 呼吸が浅い状態のクセ
• 姿勢不良（猫背で横隔膜が固い）

東洋医学的視点

• 肝気鬱結：ストレスで気が詰まり、胸が張る
• 気逆：気が上に上がり、呼吸が乱れる
• 痰湿：胸やお腹に「つかえ感」が生じる
• 瘀血：胸部の血行が悪くなると不安が強まりやすい

➡︎ ストレス + 姿勢 + 呼吸のクセ が重なると発症しやすい。

病院での対処法

• 深呼吸指導
• 安定剤 / 抗不安薬
• 心療内科でのカウンセリング
• 紙袋呼吸による二酸化炭素の調整

ただし、

「呼吸が浅くなった背景」まで変えることは難しいため、

再発する方が多いのが現実です。

本八幡鍼灸院（市川市）でのアプローチ

当院では、

呼吸を支える筋肉 + 自律神経 + 心の余白

の3方向から整えます。

施術のポイント

• 鍼灸治療：みぞおち・横隔膜・背中の緊張を解放
• 自律神経の調整：交感神経の高ぶりを鎮める
• 胸郭・肋骨の可動域改善：呼吸を深くできる身体に
• 呼吸法の指導：整う呼吸を身体で覚える
• 「考えすぎやすさ」への身体アプローチ
  　→ 頭の興奮を体の下へ「降ろす」施術が中心です

得られる効果

• 呼吸が自然に深くなる
• 胸のつかえが取れる
• 不安感・焦り感が落ち着く
• 再発しにくい状態が続く