精子の質を鍼灸で改善!精液検査の数値が悪い方必見
精液の状態や男性不妊でこのようなお悩みはありませんか?
- 精液検査の結果が悪かった
- 精液検査の数値がなかなか良くならない
- 奥さんは何も問題がないのに妊娠しない
- 1人目はいるけど2人目がなかなか妊娠しない
不妊の原因は女性だけではなく、半数は男性にもあると言われています。
特に精子の状態はその時の体調や環境によっても大きく変わってしまいます。妊娠できる精子にするためにどんなことができるのか、確認していきましょう。
精液検査で何が分かるの?
精液検査とは、顕微鏡などの機械を使い、精子の状態を調べていく検査です。精液は自宅またはクリニック内にてマスタベーションで採取をします。
精液検査では、精液の見た目、出血の有無、量、精子の数、運動率、奇形の有無などを調べていきます。
クリニックでの検査項目
男性の妊娠力を調べるには、精液の検査と血液などからホルモン値をみる泌尿器科的な検査があります。
精液検査
精液検査の基準値はWHOによって定められています。最近だと2021年に改訂されました。
精液量1.4ml以上:射精した精液全体の量
精子濃度1600万/ml以上:1mlあたりにいる精子の数
総精子数3900万/射精以上:精液全体の精子の数
前進運動率30%以上:前進運動も含め活発に動いている精子の割合
総運動率42%以上:前進運動がなくても動いている精子の割合
正常精子形態率(厳密な検査法で)4%以上:形が正常な精子の割合
※または奇形率96%未満
生存率54%:生きている精子の割合
精液検査ではこのような数値をみていきます。
ここで注意したいのが、この数値は自然妊娠が可能な最下限値ということです。
ですので、精液検査の数値をクリアしたからといって、自分には全く問題ない!とは言えないのです。
また、精液検査は主に見た目の判断になります。しかし、精子の質で大切なポイントはDNAがどうなっているかです。
精液検査は最低限クリアしておきたい位の検査だと認識しておきましょう。
泌尿器科的検査
精液検査の他にも、妊娠力について調べる検査が、泌尿器科的な検査になります。
・診察
不妊症に影響する病気の既往歴、勃起や射精、性生活などの状況確認、精巣などの外陰部の診察、精巣のサイズ測定、精索静脈瘤などの有無などを調べます。
・超音波検査
陰嚢に機械をあてて陰嚢、精索、精巣を観察します。
・内分泌検査
血液中の男性ホルモン、性腺刺激ホルモンなどの数値を調べます。
特殊検査
精液検査などで異常がなくてもなかなか妊娠できないケースがあります。
前述したとおり精子のDNAに問題がある場合です。
この場合は追加検査として、DFI検査を行う必要があります。
DFI検査とは精子のDNAがどのくらいダメージを受けているかを調べる検査です。
ダメージを受けているDNAが多いと数値が高くなり、受精したとしてもそのあとの成長に異常が生じるケースがほとんどです。
精子の質が悪くなる原因
では精子の状態を少しでも良くするには、どんなことをやめた方がいいのでしょうか?
タバコ
「妊娠をしたかったらタバコを止める」!!
これは産婦人科医の先生も言っている、今すぐ止めた方が良い習慣です。
タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質によって
・精子の数が少なくなる
・精子の運動率が悪くなる
・精子の奇形数が増える
と言うことが論文により発表されています。
【参考文献】
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002255925935934&rel=1#%7B%22category%22%3A%220%22%2C%22keyword%22%3A%22%5C%22Department%20of%20Internal%20Medicine%2C%20the%20First%20Affiliated%20Hospital%20of%20Guangxi%20Medical%20University%2C%20Nanning%2C%20People%E2%80%99s%20Republic%20of%20China%5C%22%22%7D
喫煙期間が長ければ長いほど、精子への影響は大きくなります。
タバコは依存性が高いですし、そう簡単に止められませんよね。
まずは、本数を少し減らすところから始めていきましょう。
2時間以上の座りっぱなし
デスクワークでPC作業を始めると、集中していて気づいたら昼休みの時間になっていた…そんな習慣ありませんか?
長時間座りっぱなしでいると、陰嚢を圧迫して精子を作るのに障害が起きます。そのため精子の運動率が悪くなることがわかっています。
座りっぱなしだけでなく、締め付けの強い下着や長時間の自転車、車の運転なども同じです。
在宅ワークが増えた影響で、座ったら座りっぱなしで、さらにお昼も終了時間も関係なく仕事が出来る状況です。
2時間に1回は席を立ち、ストレッチしたり足を動かすなどして、血流を促すようにして下さい。
睡眠不足
男性ホルモンで精子を作るのに関係する「テストステロン」は、夜寝ている間に分泌されます。
平均睡眠時間が7時間以上の男性と、7時間以下の男性の精子数を比べると7時間以下の男性の精子数は25.7%も減少することがわかっています。
さらに精液量も4.6%減ってしまいます。
睡眠は7時間程度を目安にしっかりと取るようにしましょう。
多く寝過ぎて平均9時間となると、また精子の数が減ってしまいますのでバランス良くコントロールすることが大切です。
飲酒
精巣内にはアルコールを分解する酵素が存在しています。アルコールの分解過程でアセトアルデヒドという毒性の高い物質が発生します。過度な飲酒によってアセトアルデヒドが精巣内で過剰に発生してしまうと精子を作る能力が低下してしまいます。
また、月に3杯から5杯以上のアルコールを摂取すると精液所見が悪化するという研究データも発表されています。
飲まない事が一番いいですが、どうしてもの場合は月3杯までに抑えるようにしましょう。
過度な運動
運動自体は血流を良くするのに、とても良い方法なのですが、やり過ぎは禁物です。
運動や筋トレをしすぎると、活性酸素が発生し、あらゆる細胞を傷つけてしまいます。
もちろん精子も活性酸素によって、傷ついて老化してしまいます。
・筋トレなら1日20分程度
・15分~20分のウォーキングや軽いジョギング
が目安となります。
ほどよい運動習慣を作り、精子の質を上げていきましょう!
精子の質を改善する方法
では、精子をより良くしていくにはどんなことを行った方がいいのでしょうか?
食事の見直し
質の良い精子を作るには、栄養とホルモンが欠かせません。そのために大切なことは質の良い血液を作り、精巣に十分な栄養とホルモンを送れるようにすることです。
血液の質は生活習慣の影響を大きく受け、特に食事が大きく関係します。
糖質や脂質の多い食事をしている方は、血液がドロドロしやすくなり、血液が毛細血管をうまく通過できず、細胞に必要な血液が循環しにくくなります。
揚げ物や丼物が多い方や、簡単に済ませるために主食のみの食事をしているなどの習慣がある方は、食事の見直しを行いましょう。
糖質は控えめにし、タンパク質を多く摂ることがおすすめです。また、脂質はホルモンの原料になるものなので、不飽和脂肪酸(オメガ3、オメガ6など)と言われる良質な脂質を摂るようにしましょう!つまり揚げ物などで使っている油はNGです。
水分の摂取
質の良い血液を作るには水分も必要不可欠です。水分の摂取が少ないと血液がドロドロしやすくなってしまいます。
水分摂取の基準は体重×40ml。50㎏の方なら1日に2Lのお水が最低限必要ということです。
そしてできればお茶などではなくお水を飲むようにしましょう。嗜好品として飲む分には問題ないですが、基本的に水分はお水を摂るようにして下さい。
ストレス発散
過度なストレスも精子の質を下げる原因となります。ただ、現代社会でストレスを受けるなというのは難しいもの・・・。
なので、自分でどうすればストレスを発散できるかなど、ストレスの対処法を見つけておきましょう!
ゆっくり本を読む、たっぷり睡眠を取る、身体を動かす、思いっきり泣くなど、発散の仕方は人それぞれ違うので、色々試して何が自分に合うのか探してみると良いですね。
サプリメントの摂取
栄養素の中には、精子に良い影響を与えるものがあります。
ですが、食事だけで栄養を摂取するのはなかなか難しいもの。そこで、サプリメントも併用するとより必要な栄養が摂りやすくなります。
オメガ-3脂肪酸、葉酸、ビタミンD、亜鉛など栄養素は男性妊活に特におすすめです。食事とのバランスを見ながら摂取していきましょう。
射精回数の調整
射精の回数を増やすと、精液が少なくなったり質が悪くなってしまいそうと心配をされている方もいらっしゃいます。結論から言うと、毎日射精をしても精子の質に問題はありません!
精子は毎日新しく作られているので、5日以上など禁欲日数が長くなると、古くなった精子が溜まってしまい、質が悪くなってしまうのです。
夫婦生活にしても、マスタベーションにしても、3日以上の禁欲はしないようにしましょう。
当院での治療方法
本八幡鍼灸では、鍼灸をベースに様々な治療を組み合わせることで、精子の質をより早く改善します。
・オイルトリートメント
血液促進にアプローチするために使います。筋肉が硬くなっているところは血流不全が起きている可能性が高いです。その筋肉を緩めることで血流の改善を図ります。
・整体
骨格の歪みがあることで、生殖器の働きが悪くなったり血流が阻害される可能性があります。
整体により骨格を改善し、血液の流れをスムーズにします。
・ヘッド
顔や頭、首などは自律神経が多くはしっています。ストレスがかかると自律神経が乱れてしまうため、上記の箇所をゆるめるとことで、ストレスの緩和を図ることができます。
・ご夫婦コミュニケーション
当院では心理学を用いたご夫婦のコミュニケーションの取り方のサポートも行っています。妊活を通して、よりお互いを知ったり支え合える関係を築きましょう。
患者さんの声
精子の質が改善し、妊娠まで至った患者さんの声をご紹介します。
▼男性 40歳
「日常で具合が悪くなることが激減していって、精神的にもネガティブよりポジティブに考えられるようになりました。」こちらをクリック!
▼男性 33歳
「いちばん嬉しかったことは、妻が妊娠したことです!!」こちらをクリック!
精液の質を上げるためのまとめ
精子は卵子と比べ、短い時間で質の改善ができます。なぜならば、卵子は生まれた時から持っているものですが、精子は毎日新しく作られます。だからこそ、日常の過ごし方やケアの仕方がすごく影響をしてくるのです。
まずはやってはいけないこと
・タバコ
・2時間以上の座りっぱなし
・睡眠不足
・飲酒
・過度な運動
からチェックをして、今できることを見つけていきましょう!
それでも改善しない場合や、いち早く症状を改善したい場合は、ぜひ本八幡鍼灸にご相談ください。
どんな治療で精子の質を上げていくの?知りたい方はこちらをクリック!
監修 本八幡鍼灸院院長 峯岸里美(鍼灸師歴18年)
2004年3月 鍼灸師国家資格取得
2003年4月 心身健康堂入社
2007年4月 けやきの杜鍼灸接骨院赤坂入社
2008年6月 住吉鍼灸院勤務
2013年2月 本八幡鍼灸院開院