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卵子の質を上げる食べ物とは?老化を防ぐ食生活と避けるべき食品

公開日:2026.01.07
卵子の質を上げる食べ物とは?老化を防ぐ食生活と避けるべき食品について解説します。

妊活を考え始めたとき、多くの方が意識するのが「卵子の質」です。
妊娠の確率に直結するこの要素は、日々の食事を見直すことで、その質を高めるアプローチが可能です。

卵子の質を高めるためには、特定の栄養素を積極的に摂取し、質の低下を招く食べ物を避ける食生活が基本となります。
この記事では、具体的な食材から生活習慣まで、今日から実践できる方法を解説します。

食事で卵子の質は上がる?妊娠しやすい体づくりの基本

卵子の質は年齢とともに自然と低下しますが、日々の食事内容によってその状態は大きく左右されます。
栄養バランスの取れた食事は、卵子を含む全身の細胞を健やかに保つための土台です。

妊活において、特定の栄養素を意識的に摂取することは、卵子の老化スピードを緩やかにし、質を高める上で有効な手段となり得ます。
妊娠しやすい体づくりは、毎日の食卓から始まります。

はじめに知っておきたい、卵子の質が低下する主な原因

卵子の質を高めるためには、まずその質がなぜ低下するのかを知ることが大切です。
主な原因としては、避けられない「加齢」のほか、生活習慣に起因する「酸化ストレス」や「糖化ストレス」、そして「ホルモンバランスの乱れ」が挙げられます。

これらの要因が複雑に絡み合い、卵子の老化を促進させます。
原因を理解することで、より効果的な対策を立てることが可能になります。

加齢による卵子の老化

女性が持つ卵子の数は生まれたときにすでに決まっており、新しく作られることはありません。
そのため、自身の年齢と同じだけ卵子も年を重ねていきます。

加齢に伴い卵子の染色体に異常が起こる確率が高まり、これが質の低下の最も大きな原因となります。
卵子の老化は受精能力や着床率の低下、流産率の上昇に直結するため、完全に食い止めることはできません。
しかし、生活習慣の改善によってその進行を緩やかにし、今ある卵子の質を高める努力をすることが重要です。

体をサビさせる「酸化ストレス」

酸化ストレスとは、呼吸によって取り込んだ酸素の一部が変化してできる「活性酸素」が、体内の抗酸化能力を上回って過剰になった状態を指します。
活性酸素は細胞を傷つけ、体の「サビ」つき、つまり老化を促進させます。

卵子も例外ではなく、酸化ストレスにさらされると細胞膜やミトコンドリアがダメージを受け、エネルギー産生能力が低下し、質が悪化します。
抗酸化作用のある栄養素を摂取し、体を酸化から守ることが、卵子の質を高めるうえで欠かせません。

体をコゲさせる「糖化ストレス」

糖化とは、食事から摂取した過剰な糖質が体内のタンパク質と結びつき、「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質を生成する反応です。

この現象は体の「コゲ」とも呼ばれ、卵巣や卵子にAGEsが蓄積すると、その機能が低下し、卵子の質の悪化を招きます。

血糖値が急激に上昇する食事は糖化を進めやすく、卵子の成熟を妨げる原因にもなります。

血糖コントロールを意識した食生活は、糖化ストレスを軽減し、卵子の質を高めることにつながります。

生活習慣の乱れによるホルモンバランスの悪化

睡眠不足、過度なストレス、運動不足、栄養の偏りといった生活習慣の乱れは、自律神経やホルモンバランスに深刻な影響を及ぼします。
特に、女性ホルモンの分泌が乱れると、卵胞の正常な発育や排卵が妨げられ、卵子の質にも悪影響が出ます。

質の良い卵子を育むためには、まず母体となる自身の体が健康であることが大前提です。
規則正しい生活を送り、心身のコンディションを整えることが、結果的に卵子の質を高めるための基盤となります。

卵子の質向上に!積極的に摂りたい栄養素と具体的な食べ物

卵子の質を高めるためには、毎日の食事から適切な栄養素を摂取することが非常に効果的です。
特に、体のサビつきを防ぐ抗酸化物質や、細胞のエネルギー源となるミトコンドリアを活性化させる成分、そしてホルモンの材料となるタンパク質などを意識的に取り入れる必要があります。

ここでは、卵子の質を高めるために積極的に摂りたい栄養素と、それらを豊富に含む具体的な食べ物を紹介します。

【抗酸化作用】体のサビを防ぐビタミンC・Eが豊富な食材

ビタミンCとビタミンEは、強力な抗酸化作用を持つ代表的な栄養素です。
これらは活性酸素によるダメージから卵子を守り、老化の進行を緩やかにする働きがあります。

水溶性のビタミンCはパプリカやブロッコリー、キウイフルーツなどに、脂溶性のビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、アボカド、かぼちゃに豊富です。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることでその効果が持続しやすくなるため、これらの食材を組み合わせて摂取することがおすすめです。

【細胞の活性化】ミトコンドリアを元気にするビタミンB群を含む食べ物

ビタミンB群は、食事から摂った栄養素をエネルギーに変換する過程で不可欠な補酵素として働きます。
特に、卵子のエネルギー産生工場であるミトコンドリアの機能をサポートし、細胞分裂を活発にするために重要です。

ビタミンB群は豚肉、レバー、うなぎ、玄米、納豆、卵などに多く含まれます。
これらの栄養素は互いに協力し合って機能するため、特定の食品に偏らず、多様な食材を食事に取り入れてバランス良く摂取することが求められます。

【ホルモンの材料】質の良いタンパク質が摂れる食品

タンパク質は、筋肉や血液だけでなく、女性ホルモンや卵子そのものを作るための基本的な栄養素です。
タンパク質が不足すると、ホルモンバランスの乱れや卵子の質の低下につながる可能性があります。

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など、良質なタンパク質を含む食品を毎回の食事で意識的に摂取することが重要です。
特に、赤身肉や青魚、豆腐などをバランス良く取り入れ、動物性と植物性のタンパク質を偏りなく摂るように心がけましょう。

【血流改善】子宮環境を整える鉄分を多く含む食べ物

鉄分は、血液中のヘモグロビンの主成分であり、全身に酸素を運搬する重要な役割を担う栄養素です。
子宮や卵巣への十分な血流は、栄養を隅々まで届け、卵子の健全な発育と着床しやすい子宮環境を整えるために不可欠となります。

鉄分が不足すると血行が悪化し、卵巣機能の低下を招くこともあります。
食事からは、吸収率の良いヘム鉄を多く含むレバーや赤身肉、カツオなどを積極的に摂り、非ヘム鉄が豊富な小松菜やほうれん草もビタミンCと一緒に摂取すると効果的です。

【細胞分裂を助ける】妊活に必須の葉酸が豊富な緑黄色野菜

葉酸はビタミンB群の一種で、赤血球の生成や、細胞の生産・再生を助ける栄養素です。
胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減する効果で知られていますが、妊活においては卵子の染色体異常を防ぎ、質の向上をサポートする働きも期待されています。

ほうれん草やブロッコリー、アスパラガスといった緑黄色野菜のほか、枝豆や納豆、いちごなどにも豊富に含まれています。
厚生労働省も妊娠を計画している女性に対して積極的な摂取を推奨しており、妊活の基本となる栄養素です。

【ホルモン生成をサポート】重要なミネラルである亜鉛を含む食材

亜鉛は、新しい細胞の生成やホルモンの分泌・調節に深く関わる必須ミネラルです。
特に、女性ホルモンの働きを正常に保ち、卵胞の成熟やスムーズな排卵を促すために重要な役割を果たします。
亜鉛が不足すると、ホルモンバランスが乱れやすくなり、卵子の質の低下につながる可能性があります。

牡蠣に特に多く含まれるほか、赤身肉やレバー、チーズ、アーモンドなどのナッツ類からも摂取できます。
様々な食材からバランス良く摂ることを意識しましょう。

要注意!卵子の質の低下につながる避けるべき食べ物

卵子の質を高めるためには、体に良い影響を与える食べ物を積極的に摂る一方で、質の低下につながる可能性のある食事を避けることも同様に重要です。
特に、体を「糖化」させる過剰な糖質や、細胞の炎症を引き起こす質の悪い油、血行を妨げる冷たい食べ物などには注意が必要です。

日々の食生活からこれらの食品を減らしていくことが、卵子の質を高めるための近道となります。

過剰な糖質や甘いお菓子は「糖化」を招く

白米や白いパン、麺類などの精製された炭水化物や、砂糖を多く含むお菓子、清涼飲料水は、血糖値を急激に上昇させます。
この血糖値の乱高下は、体内で老化物質「AGEs」を生み出す「糖化」を促進し、卵子の老化を早める原因となります。

食事の際は、血糖値の上昇が緩やかな玄米や全粒粉パンを選び、野菜から先に食べるなど、食べ方を工夫するだけでも糖化のリスクを軽減できます。
間食には甘いお菓子ではなく、ナッツや果物を選ぶのがおすすめです。

トランス脂肪酸を含むマーガリンや加工食品

トランス脂肪酸は、体内で炎症を引き起こし、悪玉コレステロールを増加させることで知られています。
細胞膜の質を低下させ、血流を悪化させることから、卵巣機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

この種の脂肪酸は、マーガリンやショートニング、それらを使用したパン、ケーキ、スナック菓子、またインスタント食品やファストフードに多く含まれています。
食事の際は、これらの加工食品をできるだけ避け、オリーブオイルや魚油など良質な油を選ぶことが大切です。

体を冷やす冷たい飲み物や食べ物

冷たい飲み物や食べ物の過剰な摂取は、内臓の温度を下げ、全身の血行不良を引き起こす原因となります。
特に骨盤内の血流が悪くなると、卵巣や子宮に十分な酸素や栄養が届きにくくなり、卵巣機能の低下や卵子の質の悪化につながりかねません。

食事では温かいスープや味噌汁を加え、飲み物は常温か温かいものを選ぶように心がけましょう。
夏場のアイスクリームや冷たいジュースも、体を内側から冷やすため、摂りすぎには注意が必要です。

食事と合わせて実践したい!卵子の質を高める生活習慣

卵子の質を高めるためには、食事の見直しと並行して、生活習慣全体を整えることが極めて重要です。
質の良い睡眠、適度な運動、ストレス管理などは、ホルモンバランスや血流に直接影響を与えます。

妊活を成功に導くには、食事改善の効果を最大限に引き出すためにも、これらの生活習慣を総合的に見直し、妊娠しやすい体づくりを目指すことが大切です。

質の良い睡眠でホルモンバランスを整える

睡眠中には、卵子の成長を促す成長ホルモンや、強い抗酸化作用を持つメラトニンが分泌されます。
特にメラトニンは、卵子の老化の原因となる酸化ストレスから卵子を守る重要な役割を担っています。

睡眠不足や不規則な生活リズムは、これらのホルモン分泌を妨げ、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。
妊活中は、毎日7〜8時間程度の睡眠時間を確保し、就寝前にスマートフォンやパソコンの使用を控えるなど、睡眠の質を高める工夫が求められます。

ウォーキングなどの適度な運動で血流を促進する

ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの適度な有酸素運動は、全身の血行を促進し、子宮や卵巣への血流を改善する効果が期待できます。
血流が良くなることで、卵巣に十分な酸素と栄養が供給され、質の良い卵子が育ちやすい環境が整います。

また、運動はストレス解消や睡眠の質の向上にもつながり、ホルモンバランスを整える助けになります。
ただし、激しすぎる運動はかえって体に負担をかけるため、妊活中は心地よいと感じる程度の運動を継続することが重要です。

ストレスを溜めない自分なりのリフレッシュ方法を見つける

過度なストレスは自律神経のバランスを崩し、血流の悪化やホルモン分泌の異常を引き起こすことがあります。
これが卵巣機能の低下や排卵障害につながることも少なくありません。

妊活中は、周囲の期待や思うように進まない状況から、知らず知らずのうちにストレスを溜め込みがちです。
趣味に打ち込む、友人と話す、自然の中で過ごすなど、自分に合った方法でこまめにストレスを発散させ、心身ともにリラックスした状態を保つことが大切です。

禁煙を心がけ、過度なアルコール摂取は控える

喫煙は卵子の老化を加速させる最大の要因の一つです。
タバコに含まれる有害物質は血管を収縮させて血流を悪化させるだけでなく、体内で大量の活性酸素を発生させ、卵子に直接的なダメージを与えます。
妊活を始めるのであれば、禁煙は必須と考えるべきです。

過度なアルコール摂取も肝臓に負担をかけ、ホルモンバランスを乱す原因となります。
お酒は適量を守るか、できるだけ控えることが、妊娠しやすい体づくりのためには望ましいです。

卵子の質を上げる食べ物に関するよくある質問

卵子の質を高めるための食事について、日々実践する中で様々な疑問が浮かぶことがあります。
ここでは、サプリメントの利用法、外食が多い場合のメニュー選び、パートナーの食事の重要性など、よく寄せられる質問について回答します。

これらの情報を参考に、自身のライフスタイルに合わせた形で、より効果的に卵子の質を高めるための食事改善に取り組んでいきましょう。

Q1. 卵子の質を高めるためにサプリメントは飲んだ方が良いですか?

食事からの栄養摂取が基本ですが、葉酸やビタミンDなど特定の栄養素はサプリメントの活用が有効です。
食事だけでは不足しがちな成分を補う目的で利用し、卵子の質を高める補助として考えましょう。

かかりつけ医に相談の上、自身に必要な栄養素を見極め、適切なものを選ぶことが重要です。

Q2. コンビニや外食が多い場合、どんなメニューを選べば良いですか?

主食・主菜・副菜が揃った定食スタイルの食事を選びましょう。
幕の内弁当や、焼き魚定食、野菜炒め定食などがおすすめです。

単品の食事を選ぶ際は、サラダや和え物、ゆで卵、味噌汁などを追加して、ビタミンやタンパク質、ミネラルを補うと、より栄養バランスの整った食事になります。

Q3. パートナーである男性も食事内容を見直す必要はありますか?

はい、必要です。
精子の質も食事内容に大きく影響されるため、妊活は夫婦で取り組むことが大切です。

特に精子の形成には、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、細胞分裂に必要な亜鉛が重要となります。
パートナーもバランスの取れた食事を心がけることが、妊娠の確率を高めることにつながります。

まとめ

卵子の質を高めるためには、特定の食品だけを食べるのではなく、栄養バランスの取れた食事を継続することが基本です。

抗酸化作用のあるビタミンやミネラル、良質なタンパク質などを積極的に摂取し、体を糖化・酸化させる食品を避ける食生活を心がけましょう。
さらに、食事の見直しと合わせて、睡眠や運動などの生活習慣全体を整えることが、妊活を成功に導くための重要な鍵となります。

この記事の監修者

峯岸 里美

峯岸 里美

本八幡鍼灸院 院長

日本鍼灸理療専門学校/学校法人花田学園卒業後、鍼灸院3年、鍼灸整骨院2年勤務後2008年6月株式会社ブレイシングに入社。
住吉鍼灸院で5年勤務した後2013年2月本八幡鍼灸院を開院し院長に就任。
開院から13年院長に従事。
不妊、男性不妊をメインに不妊に悩むご夫婦に貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校
住吉鍼灸院勤務
本八幡鍼灸院院長就任

《所属》

日本不妊カウンセリング学会

《SNS》

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