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冷えは流産の原因?妊娠初期のお腹の冷えの影響と対策

公開日:2025.12.30
冷えは流産の原因?妊娠初期のお腹の冷えの影響と対策について解説します。

妊娠中、特にお腹の冷えを感じると、赤ちゃんへの影響が心配になる妊婦の方は多いものです。

この記事では、冷えと流産の医学的な関係、妊娠中の冷えが体に与える影響、そして妊婦さんが実践できる具体的な対策について解説します。

冷えは流産の直接的な原因になる?医学的な見解を解説

医学的に、体の冷えが流産の直接的な原因になるという明確な科学的根拠はありません。
妊娠初期に起こる流産の多くは、受精卵の染色体異常などが原因とされています。

しかし、冷えは母体の血行不良を引き起こし、つわりやお腹の張りを悪化させる可能性があるため、妊娠中の体にとって良い状態とは言えません。
赤ちゃんが育ちやすい環境を整えるためにも、体を温めることが大切です。

妊娠初期に起こる流産のほとんどは胎児側の問題

妊娠12週未満の初期に起こる流産は、全流産の8割以上を占め、その原因のほとんどは受精卵の染色体異常といった胎児側の問題です。
これは妊娠超初期の細胞分裂の段階で偶然起こるものであり、お母さんの行動や冷えが原因ではありません。

出血や腹痛がないまま子宮内で成長が止まる稽留流産や、流産しかけている状態である切迫流産などがありますが、いずれも妊婦さんが自分自身を責める必要はないのです。

流産の直接原因ではないけれど…妊娠中の冷えがもたらす3つの悪影響

冷えが流産の直接的な引き金になるわけではありませんが、妊娠中の身体の冷えは様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、身体の中心であるお腹が冷えると、子宮や周辺臓器の機能に影響が出やすくなります。

冷えを放置した結果、妊娠中の不快な症状が悪化したり、出産後の回復にまで影響したりすることも考えられます。
母体と赤ちゃんの健康のために、冷えがもたらす具体的な影響を理解しておくことが重要です。

子宮への血流が滞りやすくなる

体の冷えは血管を収縮させ、全身の血行を悪化させる一因となります。
特に下半身やお腹が冷えると、骨盤内にある子宮や卵巣への血流も滞りやすくなります。

子宮への血流は、赤ちゃんに栄養や酸素を届けるための重要なライフラインです。
血流が悪化すると、子宮内環境が十分に整わず、赤ちゃんが育ちにくい環境になってしまう可能性も否定できません。
また、血行不良はむくみや足のつり、静脈瘤の原因にもなるため、妊娠期間を快適に過ごすためにも体を冷やさない工夫が必要です。

ホルモンバランスの乱れにつながる

体の冷えは自律神経の働きを乱し、それがホルモンバランスにも影響を及ぼすことがあります。
自律神経は体温調節や血流、内臓の働きなどをコントロールしており、妊娠を維持するために重要な女性ホルモンの分泌とも深く関わっています。

冷えによって自律神経のバランスが崩れると、ホルモンの分泌がスムーズに行われなくなり、妊娠状態を維持するための体の機能が十分に働かなくなる可能性も考えられます。
心身ともにリラックスできる状態を保つためにも、体を温めて自律神経を整えることが推奨されます。

つわりやお腹の張りなど不快な症状が悪化する

冷えによる血行不良は、胃腸の働きを低下させる原因にもなります。
胃腸の機能が鈍ると、消化不良や食欲不振につながり、つわりの症状を悪化させてしまうことがあります。

また、便秘になりやすくなったり、お腹の張りを感じやすくなったりすることも少なくありません。
これらの不快な症状は、妊娠中のストレスを増大させる要因になります。
体、特にお腹周りを温めて血行を良くすることは、胃腸の調子を整え、つわりやお腹の張りといったマイナートラブルを軽減することにもつながります。

今日から始められる!妊娠中の体を効果的に温める5つの対策

妊娠中の冷え対策は、日常生活の少しの工夫で始められます。
特別なことではなく、食事や服装、入浴など、日々の習慣を見直すことが身体の冷え改善につながります。

妊婦さんの体調に合わせ、無理のない範囲で取り入れられる効果的な温活を紹介します。
自分に合った方法を見つけて、心も体も温かく、快適なマタニティライフを送りましょう。

体を内側から温める食事を意識する

食事は、体を内側から温めるための基本です。
ショウガやネギ、ニンニクなどの薬味や、ゴボウ、ニンジン、大根といった土の中で育つ根菜類は、体を温める作用があると言われています。
これらの食材をスープや煮物など、温かい調理法で取り入れるのがおすすめです。

一方で、トマトやキュウリなどの夏野菜や、南国の果物は体を冷やす性質があるため、摂りすぎには注意が必要です。
飲み物もできるだけ常温か温かいものを選び、体を冷やさないように心がけましょう。

腹巻や靴下を活用して「首」を温める

体を効率的に温めるには、「首」と付く部分、つまり首・手首・足首を冷やさないことがポイントです。
これらの部位は皮膚のすぐ下を太い血管が通っているため、温めることで温かい血液が全身に巡りやすくなります。
外出時はストールやアームウォーマー、レッグウォーマーなどを活用しましょう。

また、お腹を直接温める腹巻は、子宮を冷えから守るために非常に有効です。
室内でも靴下を履き、足の冷えを防ぐことが大切です。
シルクやコットンなど、吸湿性・保温性に優れた素材を選びましょう。

ウォーキングなど軽い運動で血行を促進する

適度な運動は血行を促進し、体内で熱を生み出すために効果的です。
特に、ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、動かすことで全身の血流を促すポンプの役割を果たします。

体調が良い日には、無理のない範囲でウォーキングやマタニティヨガ、ストレッチなどを取り入れてみましょう。
運動習慣は冷え改善だけでなく、体重管理やストレス解消、お産に向けた体力づくりにも役立ちます。
ただし、お腹の張りを感じたり体調が優れない時は休み、必ずかかりつけの医師に相談しながら行いましょう。

38〜40℃のぬるめのお湯でリラックス入浴

シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣は体を芯から温めるのに役立ちます。
38〜40℃程度のぬるめのお湯に、15分ほどゆっくり浸かるのがおすすめです。
熱すぎるお湯は交感神経を刺激してしまい、かえって体の緊張につながる可能性があります。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできるうえ、血行が促進されて質の良い睡眠にもつながります。
転倒防止のために滑り止めマットを使用するなど、安全面には十分配慮しましょう。

夏場の冷房対策!羽織るものやひざ掛けを常備する

夏場は屋外と室内の温度差が激しく、オフィスや店舗の強い冷房によって、知らず知らずのうちに体が冷えてしまいがちです。
自分で温度調節ができない環境にいることも多いため、対策としてカーディガンやストールなどの羽織るものを常に持ち歩きましょう。

デスクワーク中はひざ掛けを使ったり、冷えやすい足元をレッグウォーマーで保護したりするのも効果的です。
直接冷風が当たらないように席を工夫する、設定温度を下げすぎないよう周囲に配慮を求めるなどの工夫も大切になります。

冷えと流産に関するよくある質問

これまで冷えと流産の関係や対策について解説してきましたが、ほかにも気になる疑問があるかもしれません。
妊娠中の冷えに関して、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

不安な点を解消し、安心してマタニティライフを過ごすための参考にしてください。

Q1.お腹が冷たいと感じるのは流産のサインですか?

お腹の冷たさが直接的に流産のサインとなることはありません。
妊娠中はホルモンバランスの変化などで自律神経が乱れ、手足やお腹の表面が冷えやすくなります。

ただし、冷えは体に良くないため、腹巻などで温めましょう。
もし強い腹痛や出血を伴う場合は、すぐに医療機関に相談してください。

Q2.カイロや電気毛布を使っても大丈夫?

カイロや電気毛布を使用する際は、低温やけどや脱水症状のリスクがあるため注意が必要です。就寝中は無意識のうちに低温やけどを負うリスクが高まるため、湯たんぽ、電気あんか、カイロなど体に直接触れるタイプの暖房器具の使用は避けるのが最も安全とされています。電気毛布も、就寝前に布団を温める目的で使用し、就寝時には電源を切るか、布団から取り出すことが推奨されます。

カイロをお腹に直接長時間当て続けることは避け、服の上から腰や仙骨のあたりを温めるのがおすすめです。カイロと電気毛布の併用は熱くなりすぎる危険性があるため注意してください。

低温やけどは見た目には分かりにくく、皮膚の深部まで損傷が及ぶことがあるため、軽症と自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。

Q3.冷たい飲み物や食べ物を摂ると流産しやすくなりますか?

冷たい飲食物を摂ったことが流産の直接原因になることはありません。
しかし、内臓が冷えると消化機能が低下し、つわりや下痢などの不調につながる可能性があります。

母体の健康のためにも、できるだけ常温や温かいものを選び、体を内側から冷やさないようにすることをおすすめします。

まとめ

体の冷えが流産の直接的な原因になるという医学的根拠はありません。
特に妊娠初期の流産の多くは、胎児側の染色体異常などが要因です。

しかし、冷えは血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こし、母体にとって様々な不調の原因となります。
妊娠中期以降も、冷えはむくみやお腹の張りを悪化させることがあります。
食事や服装、入浴などの工夫で体を温め、血行を良く保つことは、妊娠期間を快適に過ごし、赤ちゃんが育ちやすい子宮環境を整えるために重要です。

この記事の監修者

峯岸 里美

峯岸 里美

本八幡鍼灸院 院長

日本鍼灸理療専門学校/学校法人花田学園卒業後、鍼灸院3年、鍼灸整骨院2年勤務後2008年6月株式会社ブレイシングに入社。
住吉鍼灸院で5年勤務した後2013年2月本八幡鍼灸院を開院し院長に就任。
開院から13年院長に従事。
不妊、男性不妊をメインに不妊に悩むご夫婦に貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校
住吉鍼灸院勤務
本八幡鍼灸院院長就任

《所属》

日本不妊カウンセリング学会

《SNS》

インスタグラム
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