不妊治療をいち早く終わらせる!市川市の不妊専門鍼灸院

- update更新日 : 2023年10月31日
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不妊に関してこのようなお悩みはありませんか?

  • 半年以上タイミングをとっているのに妊娠しない
  • 基礎体温が安定せずタイミングがとりづらい
  • 高温期が短い
  • 排卵するまでに時間がかかる
  • 原因がわからずどうしていけばよいかわからない
  • タイミングをとることにストレスを感じる
  • ステップアップをした方がいいけど、どんなことをやるのか
  • ご主人は検査を受けていないけど、問題はないのか

不妊の原因とは?

不妊とは、「妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交をしているにも関わらず、一 定期間妊娠しない状態」を言い、期間は一年とされています。

ただし、ご夫婦どちらかに何らかの原因がある場合、一年未満であっても不妊症となる可能性が高まります。

女性側の原因

①排卵因子
通常、月経が正常に起こる女性は、月経から約2週間で排卵が起きます。これによって受精が可能となり、受精卵が子宮に着床し妊娠に至ります排卵が起こらない場合は、視床下部、下垂体、または卵巣のいずれかに異常が生じている可能性が高いです。

 

排卵が起こらない原因としては、

  • 自律神経や甲状腺など、女性ホルモン分泌に影響を与える働きの低下や病気
  • 極度の肥満や体重低下
  • 男性ホルモンが高くなるホルモンバランスに異常
  • 赤血球の形が悪く、血液がドロドロしている
  • 骨格が歪み血流が悪い
  • 細胞膜が硬化していてホルモンが受容しづらい
  • 卵巣に外科的な異常(腫瘍や嚢胞)がある場合

などがあげられます。

②卵管因子
女性側の不妊の原因で一番多いのが卵管因子です。
卵管は精子が卵子に到達する経路であり、受精卵が子宮に移動する経路でもあります。
卵管が狭くなったり、詰まったり、卵管や卵管采が癒着している状態だと妊娠には至りません。

  • クラミジア感染症などによる卵管内での炎症
  • 子宮内膜症による癒着

などが原因として考えられます。

③子宮因子
子宮の形状に問題がある場合、受精卵の着床や成長が妨げられてしまう状態です。

  • 子宮筋腫がある
  • 子宮奇形がある
  • 子宮内に癒着が起こり、子宮内腔がふさがっている

子宮への血流が不足し、内膜の正常な成長が妨げられる原因になります。

④頸管因子
子宮頸管は通常、外部からの細菌や異物などの侵入を防ぐバリアとして機能していますが、排卵が近づくと、子宮頸管内の粘膜量が増加し、精子が通りやすくなります。また頸管の形状に変化がある場合も問題となります。

  • 頸管内の粘液量が少ない
  • 頸管内の炎症により、粘液の質が変化する
  • 頸管内にポリープがある
  • 頸管が狭くなっている

上記によって精子が子宮頸管を通りづらい状態があると不妊になりやすいです。

⑤免疫因子
免疫機能は体を外部の細菌やウイルスから守る役割を果たしますが、抗精子抗体が存在すると、精子の侵入を妨げ、妊娠が困難になります。

また、卵管膨大部まで精子が到達しても、抗精子抗体によって受精が阻害されることがあります。

男性側の原因

①造精機能障害
精子そのものに問題がある状態です、
男性不妊の中では最も多い原因で、全体の80〜90%を占めます。
精索静脈瘤や精巣炎などにより、精子の運動率や数が低下し、不妊の不妊の要因となります。

 

②性機能障害
勃起障害(ED)や膣内射精障害など、性交で射精できない状態です。
一般的にはストレスや、妊娠に向けてのプレッシャーなどから起こることが原因と考えられています。そのほか、糖尿病や過度なマスタベーションによる刺激不足も原因となることがあります。

③精路通過障害
作られた精子が射精されるまでの道が詰まっている状態です。
精嚢炎、前立腺炎、精巣上体炎などが原因で起こりやすいです。

病院やクリニックでの不妊治療の種類

クリニックでは以下のように不妊治療をすすめていきます。

タイミング法

クリニックでホルモン値や卵胞の大きさなどを確認してもらい、排卵日を予測し、性交をとる日を指導してもらう方法です。

妊娠率を上げるために、卵子の発育を促進する排卵誘発剤を用いて卵巣刺激を行う場合もあります。

指導期間は4〜6周期くらいですが、年齢や体の状態によっては早期にステップアップをしていくこともあります。

人工授精(AHI)

タイミング法で妊娠しなかった場合や、精子の数値が悪かった場合、抗精子抗体により自然妊娠が難しい場合に行います。

採精後、精子を洗浄・濃縮し状態の良い精子だけを子宮内腔に注入していきます。

女性側も排卵に問題がある場合は、排卵誘発剤を使用し、精子を受け入れる準備をします。その場合は、卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠に注意が必要です。

3〜6周期行ってみて、それでも妊娠に至らない場合は、体外受精などへステップアップをしていきます。

体外受精

人工授精(AIH)や自力での受精が難しい場合や、卵管に問題がある場合に用いられます。

卵子を採取し、体外で精子と受精させ、着床しやすいタイミングで子宮内に戻します。

卵子と精子を受精させる際には、培養液を使用します。ホルモン剤を使用して卵巣を刺激し、複数の卵子を採卵することが一般的です。刺激量の強さによって採卵する卵子の数も違ってくるので、自分に合った刺激法で卵子を育てていくことが大切です。

顕微授精

採卵・採精までの流れは体外受精と同様ですが、受精をさせる際に顕微鏡下で、精子を直接卵子に注入する方法です。

女性の年齢が高く卵子の数が極めて少ない、精子の状態に問題がある、受精障害がある場合に行います。

助成金制度の概要

不妊治療における経済的負担の軽減を図るため、高額な医療費がかかる配偶者間の不妊治療に要する費用の一部を助成する仕組みですが、2022年4月1日から不妊治療が保険適応となったことにより、基本的に助成金の制度はなくなりました。ただし、2022年3月31日以前に治療を始めていて、2022年4月1日以降に治療が終わるような年度をまたぐ場合、「1回のみ」助成金の対象となります。

不妊治療助成金の回数・条件・対象

回数は1回のみとなります。

対象となる方の条件は以下の3つです。
・治療開始日から申請日まで夫婦であること。
・1回の治療開始日の妻の年齢が43歳以下であること。
・申請する治療が2022年3月31日までに指定を受けた医療機関で行っているもの。

対象となる治療は2種類です。
・2022年3月31日以前が治療開始日で、以下の「A、B、D、E、F」の場合
・2022年3月31日以前に凍結した胚を移植する「C」の場合

A:新鮮胚移植を実施
B:凍結胚移植を実施
C:以前凍結した胚を解凍して胚移植を実施
D:体調不良により治療の目途が立たず終了
E:受精ができない(胚の分割停止、変性などの以上により停止)
F:採卵したが卵が得られない、または状態のよい卵が得られないため中止

助成金申請に必要な書類

申請には今までの特定不妊治療費助成事業と同じ書類を提出します。
・特定不妊治療費助成申請書
・特定不妊治療費助成事業受診等証明書
上記の2つの書類をお住いの自治体の公式サイトからダウンロードしてご準備ください。

市川市での不妊治療費助成事業

市川市では下記に対して助成金の制度が利用できます。

①一般不妊治療(不妊検査、タイミング法・人工授精など)
・医療機関で行う不妊検査
・医療機関で行う一般不妊治療(タイミング法、人工授精など)
・一般不妊治療の一環で医療機関が処方する処方箋による調剤に限る。

ご夫婦単位で1回分の申請となります。

1回の申請における治療期間は、治療開始から最長1年間となり、
1回の申請における助成限度額は、自己負担額の2分の1(上限50,000円)です。

以下の条件を満たすご夫婦が対象となります。
・一般不妊治療の開始日から助成申請日において、婚姻をしている(事実婚含む)
・一般不妊治療の開始日において、妻の年齢が43歳未満※である
※43歳未満:満43歳の誕生日の前日まで
・助成申請日において、夫婦の双方又は一方が市川市に1年以上継続して住民票がある
・助成申請日において、市川市税※を滞納していない
※市川市税:市県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税など
・特定不妊治療を受けたことがないこと
・各健康保険の被保険者又は被扶養者であること。

②特定不妊治療(体外受精・顕微授精・男性不妊治療)
2022年4月1日から特定不妊治療が保険適用になったことに伴い、千葉県特定不妊治療費助成事業は2023年5月31日で終了となっています。
市川市では、千葉県特定不妊治療費助成事業を受けた方に対してのみ、上乗せ助成を実施していて、市単独での特定不妊治療費助成は行っていません。2024年4月1日以降は、市川市特定不妊治療費助成事業も終了となります。

不妊治療助成制度の回数と期限

①一般不妊治療(不妊検査、タイミング法・人工授精など)
【回数】
一般不妊治療の開始日において、妻の年齢が43歳に達する日までに通算2回
【期限】
・治療が終了した日:令和5年4月1日から令和6年1月31日まで
 申請期限:令和6年3月31日まで
・治療が終了した日:令和6年2月1日から令和6年3月31日まで
 申請期限:申請前に要確認

②特定不妊治療(体外受精・顕微授精・男性不妊治療)
【回数】
2022年3月31日以前に開始し、2022年4月1日以降令和5年3月31日までに終了した「1回の治療」が対象。

【期限】
令和6年3月31日まで

不妊治療における保険適用

2022年4月から不妊治療が保険の適用対象となりました。以前は不妊の原因を明確にするための検査や症状の治療のみに保険が適用され、体外受精などの不妊治療の場合は保険の適用範囲外でしたが、下記の治療が保険対象内となります。

【検査】
診察所見
精子の所見
画像検査
血液検査

【治療】
・人工授精
・体外受精
・顕微授精

不妊治療の対象となる年齢は、治療開始の時点で女性が43歳未満であることです。
また、保険が適用される回数は、女性が40歳未満の場合は子ども一人に対して最大6回まで、40歳~43歳未満の場合は最大3回までとなっています。

本八幡鍼灸院の診療案内

本八幡鍼灸で行っている診療をご紹介しています。多角的な観点から状態をみたて、様々な方法で妊娠に向けたアプローチをしています。

不妊治療における鑑別と診療

本八幡鍼灸院では、東洋医学的観点だけでなく、西洋医学的観点からも専門医が個々の状態に合わせた治療を行っています。

【卵胞期】
卵がなかなか育たない、もっと良い卵子を育てたい!
このようなお悩みの方は卵巣の活性化とホルモン調節、血流の改善が重要になってきます。
E2とFSHの分泌を助ける+卵巣へ届けるアプローチをします。
※E2・・・エストロゲン。卵子の発育を助け、内膜を増殖して妊娠の準備をする。
※FSH・・卵胞刺激ホルモン。卵胞の発育とエストロゲンの分泌を促す。

【排卵期】
卵子が十分に育った後は、骨盤内の血流改善と血液の渋滞緩和+自律神経の調整からリラックスの促進をしていきます。
LH分泌+卵巣に届けるアプローチをします。
※LH・・・黄体形成ホルモン。分泌が一気に増えることにより排卵が起こる。

【黄体期】
排卵が終わり、子宮内膜に受精卵が着床していく時期です。
高温期がガタガタしたり、短くなってしまう方には特に重要です。
LH分泌を維持して、内膜を厚くフカフカな状態でキープできるようアプローチをします。
※LH・・・黄体形成ホルモン。排卵後は子宮内膜の調整や、妊娠維持に関与する。

内臓へのアプローチ

東洋医学的な観点では、内臓にもアプローチをして根本の体質を変えていきます。

【腎を補って生殖器の働きを上げる】
「腎」というのは、東洋医学的に生殖器や生命力などをつかさどっている臓器です。
この腎が機能低下をすると、生殖能力が衰えたり、老化をしていきます。腎機能をあげていくことは直接的に生殖能力を高めたり、加齢・老化による不妊症の改善・予防をしていきます。
また、冷えやむくみ、睡眠の質の向上にも効果的です。

【肝の働きを改善し自律神経を整える】
「肝」は自律神経と大きくかかわる臓器です。
肝の疏泄(そせつ)機能によって、メンタルバランスや内臓の働きをのびやかに保つ働きがあります。
その機能が果たせなくなると、イライラしやすい、体の力が抜きづらい、ストレスが多いなどの症状につながります。緊張状態が強いので、血の巡りも悪くなり、ホルモンバランスが乱れやすく、卵子が育ちにくかったり、排卵しづらいなどの症状が出てきます。

【脾胃の機能を上げて体力をつける】
「脾胃」は影響の吸収と分配に大きく関わる臓器です。
この働きが低下すると、体に必要な栄養が供給されずエネルギー不足状態になります。
生殖器というのは直接生命維持には関与しない臓器です。
自分の体自体がエネルギーが足らず弱っている状態だと、自分の命を最優先にするので、生殖器へのエネルギー供給をしなくなります。
常に体が重だるい、食欲がない、月経が止まってしまうなどの症状が出やすくなります。

血流の改善

鍼灸治療は血液の流れを促進するのに効果的です。鍼を施すと、体に小さな傷がつく状態になります。そうすると、体はその傷を修復しようとして血液を患部に送り込みます。その結果、血流全体の流れが良くなります。また、生殖器に関する場所やツボに鍼をすることにより、妊娠への効果をより高める事が出来ます。

自律神経とホルモンバランスの調整

自律神経には、緊張や頑張っている状態の交感神経と、リラックスモードになる副交感神経があります。不妊に悩んでいる方の多くが、交感神経が優位になっていることが多いです。鍼灸や施術を行うことにより、副交感神経を優位にし、両者のバランスを整えます。また、ホルモンのバランスを調整しているのは自律神経なので、自律神経が整うことでホルモンバランスの乱れが改善され、卵子や精子の質の向上にも繋がります。

ご夫婦カウンセリング

本八幡鍼灸院では、ご夫婦での妊活を推奨しています。初回はご夫婦一緒にカウンセリングを行い、体をどう変えていけばいいのかお伝えしていきます。また、不妊治療をしていると、ご夫婦間での温度差や気持ちのズレなども出てきて、不妊治療によってご夫婦関係に悩まれる方も少なくないです。妊娠は夫婦どちらの力も必要なので、カウンセリングを通してお互いの気持ちや方向性のすり合わせを行っていきます。

自宅ケアの指導

体質は日々行っている習慣によって作られます。治療を受ければ体は変化しますが、これを維持するためには生活習慣が鍵です。体調や体質に合わせた自宅でのケアを指導し、より早い体質改善ができるようにサポートしていきます。

サプリメントの処方

治療や自宅でのケアでも体質改善は可能ですが、年齢や体の状態によってはサプリメントを併用した方がより早い改善に繋がる方も多くいます。
妊娠に必要なサプリメントも提供しております。個々に合わせた処方を行います。

患者さんの喜びの声

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まとめ

不妊症というのは、男性にも女性にも原因がある場合もありますし、何も原因がない場合もあります。
どちらにしても、不妊という状態が起こってしまっている根本原因を探していくことが大切です。

・ホルモンの分泌は正常にできているか
・血液は滞りなく流れているか
・体が緊張しすぎていないか
・体自体のエネルギーは足りているか
・内臓の働きが低下していないか

こういった観点から体の根本を整えて、不妊になっている原因自体を改善していきましょう。

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監修 本八幡鍼灸院院長 峯岸里美(鍼灸師歴18年)

2004年3月 鍼灸師国家資格取得
2003年4月 心身健康堂入社
2007年4月 けやきの杜鍼灸接骨院赤坂入社
2008年6月 住吉鍼灸院勤務
2013年2月 本八幡鍼灸院開院