子宮内膜症を改善して妊娠体質へ
このような症状・お悩みはありませんか?
- 日常生活にも影響が出るほど生理痛が激しい
- 痛み止めを飲んでもなかなか効かない
- ナプキンを何度も変えないといけないほど出血量が多い
- 生理中に気持ち悪くなったり、実際に吐いてしまったりする
- 夫婦生活をとるときに痛みが出てしまう
- 腰痛や排尿痛がある
10人に1人が発症!?子宮内膜症とは?
子宮の内側を覆う粘膜を子宮内膜といいます。子宮内膜症とは、子宮内膜によく似た組織が子宮以外の場所に発生し、増え続ていく状態です。
発生しやすい場所は、直腸と子宮のすき間(ダグラス窩)、膀胱と子宮の間(膀胱子宮窩)、卵巣、卵管、子宮筋層、骨盤腹膜などですが、まれに肺や胸膜など胸のほうの離れた場所に発生することもあります。
特に卵巣に子宮内膜症ができると、チョコレート色の古い血液がたまり袋状になるため、「チョコレートのう胞」と呼ばれます。
女性のライフスタイルの変化により一生のうちの生理の回数の増えています。そのため子宮内膜症で悩む女性も増えてきていると考えられています。
女性の初経年齢は早くなっているのに閉経年齢は変わっていない為、自然と月経期間は伸びていきます。
また晩婚化が進み、生理が10年以上中断されることなく繰り返され、女性が生涯に経験する月経回数は、昭和のころの女性達に比べて、およそ10倍にもなっています。昭和のころの女性達は生涯に50回しか月経がなかったそうです。
子宮内膜症は月経が繰り返されるたびに進行します。そのため、現代の女性は子宮内膜症のリスクが高まっていると言えるのです。
子宮内膜症の原因
子宮内膜症は原因不明と言われています。
生理の血が何らかの原因でお腹に逆流し、そのまま留まってしまうという説が有力です。
月経血が腹腔内に逆流する病気
逆流した生理の血液は通常であれば自然に吸収されるのですが、一部残ってしまうものがあり、それが留まることによって、炎症を起こす原因となるようです。
本来だと、生理が起きるときはプロスタグランジンというホルモンによって
子宮が収縮し経血が子宮の外に出されます。
経血がサラサラだったり、子宮が温かく動きやすい状態であれば
収縮させるのにそれほどの力はいらないのですが、
ドロドロ血液だったり、子宮の動きが悪かったりすると
子宮を収縮させる力が強くなり、
子宮上部にある卵管の方へ経血が逆流してしまうのです。
そして、卵管の先にあるから卵管采から
腹腔の中へ経血が飛び出してしまうのです。
よくある子宮内膜症の対処法
年齢、症状の度合い、病変部位、重症度などを考慮し
治療方針を決めていきます。
薬物による治療法
LEP(低用量ピル)
排卵抑制作用および子宮内膜組織の増殖抑制作用があります。
避妊を希望されている方に処方されることが多く、
服用中止後約2か月で排卵が戻ります。
黄体ホルモン(ジエノゲスト)
黄体ホルモン製剤には、子宮内膜組織の増殖を抑制する働きがあります。
エストロゲンの分泌を抑える効果もありますが、骨粗鬆症や更年期障害のリスクは少なく、長期使用することが可能です。
GnRHアゴニスト
脳の下垂体を刺激して、卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌させ、エストロゲンの分泌を促すのですが、下垂体を刺激し続けると下垂体の反応が低下します。それによりエストロゲンの分泌も低下し、あたかも閉経をしたような状態になります。
手術による治療
子宮内膜症では、開腹手術と腹腔鏡手術があり、
症状の度合いによってどちらを行うか変わっていきます。
腹腔鏡手術は、痛みが少ない、日常生活への復帰が早い、傷が小さい、
手術により癒着が少ないなどのメリットがあり、
開腹手術よりも多くなってきています。
子宮内膜症がなかなか良くならない理由
子宮内膜症になる原因ははっきり分かっていないですが、
月経時の経血の逆流は大きな要因となっています。
逆流しないためにも、血液の質を良くしておくことが大切ですが、
そのためには、水分を多くとったり、糖質・脂質を抑えたりなど
日常生活の中でも改善すべき点は多かったり、
子宮の働き自体を良くしていくことが必要なので、
なかなか根本改善を行えている人は少ないのです。
本八幡鍼灸院の治療法
本八幡鍼灸院では、東洋的・西洋的どちらの観点からも
お体の状態をみて、必要な治療を選択していきます。
東洋医学の観点からみる
東洋医学では子宮内膜症は「冷えから起因する瘀血(血液や気の滞り)」と言われています。また寒疑や陽虚も原因となります。
症状の改善は何よりも患部の炎症を抑えることです。
生理時の痛みや不正出血、あるいは下半身の強い冷えは卵巣周辺で起きている冷えから生じています。
子宮内膜症の炎症を改善しながら、同時に滞っている血流を改善して子宮内膜の状態を整え、腸との癒着や卵巣の腫れ、貧血の程度や胃腸の働きの改善など、その方の状態に合わせ体質改善を進めていきます。
西洋医学の観点からみる
血流をよくするためには、自律神経の調整をしていくことが大切です。
特に首・肩・背中の筋肉が硬くなっていると
自律神経の中でも、交感神経が優位になっている可能性が高いです。
その状態が続くと血流が悪くなり、
子宮自体の動きが悪くなったり、冷えてしまったりと
子宮が収縮するときの負担になってしまいます。
交感神経と副交感神経を上手に使えるように調整していきます。
子宮内膜症が改善する理由
本八幡鍼灸院では鍼灸だけでなく、
手技療法も併せながら治療を行っていきます。
ヘッド
顔面部から東部、首まで筋肉を緩めていきます。
首から上の筋肉は自律神経との関りも大きいので
治療している段階からリラックスしやすくなります。
スーパーライザー
首にある星状神経節に照射をすることで、
副交感神経を優位に働かせ、
自律神経バランスを整えます。
身近な病気 子宮内膜症まとめ
子宮内膜症は、冷えや生理痛、血の塊が出る、生理の色が悪いなど、
病気になる前に色々な症状が出やすいです。
ここから子宮内膜症へと悪化させないためにケアしていくことが大切!
血液の質や流れを良くし、子宮が収縮するときに
必要以上の力をかけないようにしていきましょう。
鍼灸の施術と一緒に生活習慣の見直しも行って、
不妊の原因にもなる子宮内膜症を改善していくことと、
そもそも子宮内膜症にならない体質を目指していきましょう!
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執筆者
市川市 本八幡鍼灸院 茂木紗央里