朝立ちってなんのためにあるの?男性ホルモンとの関係性とは?

 

朝立ちはなんのためにあるの?

朝立ちは、多くの男性が経験する自然な現象であり、主に健康状態を示すバロメーターと考えられています。特に、男性ホルモンのテストステロンが関与しており、そのレベルが正常であることを確認する一つの指標となります。朝立ちは、生殖機能の健康を保つためのメカニズムの一部とも言われています。

朝立ちのメカニズム

朝立ちは、主に夜間のREM睡眠(急速眼球運動睡眠)中に発生します。この睡眠段階は夢を見ている時期であり、体はリラックスしている一方、脳の活動は活発です。この時、体内で自然に起こるホルモンの変動により、血流が増加し、勃起が促進されます。これにより、陰茎の健康を維持し、血管や組織が正常に機能するためのトレーニング効果があると考えられています。

朝立ちは自律神経のバロメーター?

朝立ちは、自律神経系の健康状態を示す指標の一つともされています。自律神経は、心拍数、血圧、消化などの体の無意識の機能を調節します。朝立ちが正常に起こることで、自律神経が正常に機能していることを確認できます。一方、朝立ちの頻度が減少する場合、ストレスや睡眠不足、自律神経失調症などの可能性が考えられます。

朝立ちと男性ホルモン(テストステロン値)の関係

男性ホルモンの働き

男性ホルモンであるテストステロンは、筋肉の発達、骨密度の維持、性欲の向上、エネルギーレベルの維持など、多くの身体機能に重要な役割を果たしています。テストステロンの適切なレベルは、男性の健康と活力にとって不可欠です。

男性ホルモンと血液

テストステロンは、血液循環を促進し、勃起機能を支えるために必要です。テストステロンの低下は、血流の減少や勃起不全の原因となり得ます。朝立ちは、このホルモンの適切なレベルを確認するための一つの方法です。

朝立ちの回数が減る・弱る原因

更年期障害

男性も更年期に突入すると、テストステロンのレベルが低下し、朝立ちの頻度が減少することがあります。更年期障害は、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされます。

睡眠障害

十分な睡眠が確保できないと、REM睡眠の質が低下し、朝立ちの頻度が減少する可能性があります。睡眠不足や不規則な睡眠パターンは、自律神経のバランスを崩し、朝立ちにも影響を与えます。

薬副作用

一部の薬剤、特に抗うつ薬や降圧薬などは、副作用として性機能に影響を与え、朝立ちの頻度を減少させることがあります。

動脈硬化や筋力低下

動脈硬化や加齢による筋力低下も、血流の悪化を引き起こし、朝立ちの頻度や強度に影響を与えます。これらの状態は、血管の健康に直接関与します。

ストレスや食生活の乱れ

過度なストレスや不健康な食生活は、ホルモンバランスを乱し、朝立ちの頻度を減少させる要因となります。栄養不足や不規則な食事は、全体的な健康に悪影響を及ぼします。

疲労

慢性的な疲労は、自律神経やホルモンバランスに悪影響を与え、朝立ちの頻度を減少させる可能性があります。休息とリラックスが重要です。

ED

勃起不全(ED)は、血流の問題や神経障害、心理的要因など、さまざまな原因で引き起こされる可能性があります。EDは朝立ちの減少や欠如と関連しています。

男性更年期障害の症状

男性更年期障害は、テストステロンの低下により、疲労感、気分の落ち込み、性欲減退、筋力低下、体重増加などの症状が現れます。これらの症状は、生活の質を大きく損なうことがあります。

クリニックでの診療・検査

クリニックへ行くタイミング

朝立ちの頻度が減少し、さらに他の症状(疲労感、気分の落ち込み、性欲減退など)が現れた場合、早めにクリニックを受診することが重要です。専門医による診察と適切な検査を受けることで、原因を特定し、適切な治療を開始できます。

クリニックでの治療法

クリニックでは、テストステロン補充療法や生活習慣改善指導、心理療法など、個々の状態に応じた治療が行われます。適切な治療を受けることで、症状の改善と生活の質の向上が期待できます。

朝立ちを改善する4つの方法

1,生活習慣を正す

規則正しい生活習慣を保つことは、朝立ちの頻度を維持するために重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休息が基本です。

2,栄養バランスの良い食事を摂る

栄養豊富な食事は、ホルモンバランスを保つために重要です。特に、ビタミンD、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素を含む食品を積極的に摂るようにしましょう。

3,睡眠時間を確保する

十分な睡眠をとることで、体と心をリフレッシュさせ、自律神経のバランスを整えることができます。睡眠環境を整え、規則正しい睡眠パターンを確立することが大切です。

4,適度な運動

適度な運動は、血液循環を改善し、ストレスを軽減するために効果的です。特に有酸素運動や筋力トレーニングが推奨されます。

本八幡鍼灸院での治療

鍼灸

本八幡鍼灸院では、鍼灸治療を通じて、ホルモンバランスの調整や自律神経の安定を図ります。鍼灸は、自然な治療法として多くの方に利用されています。

按腹・ハイパーナイフ

按腹やハイパーナイフを用いた施術は、内臓の健康を改善し、血流を促進する効果があります。これにより、全身の健康が向上し、朝立ちの改善にもつながります。

ビジリス

ビジリスは、骨盤底筋群を鍛え骨盤内の血流改善と筋力向上を目的とした電磁パルス治療器です。骨盤内の筋力がアップすることで陰茎に血流を送ることができ、血液によって運ばれるホルモンが届きやすくなります。

 

まとめ

朝立ちは、男性の健康状態を示す重要な指標です。朝立ちの頻度や強度が変わることは、ホルモンバランスや自律神経の健康状態に影響を与える可能性があります。生活習慣の改善、栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動など、健康的なライフスタイルを維持することが重要です。本八幡鍼灸院では、専門的な治療を提供し、男性の健康をサポートしています。

監修 本八幡鍼灸院院長 峯岸里美(鍼灸師歴18年)

2004年3月 鍼灸師国家資格取得
2003年4月 心身健康堂入社
2007年4月 けやきの杜鍼灸接骨院赤坂入社
2008年6月 住吉鍼灸院勤務
2013年2月 本八幡鍼灸院開院