冷え症は不妊の大敵!冷え性の原因と治療法を解説します!
このような症状はありませんか?
・手先足先など、末端がいつも冷たい。
・身体が一度冷えてしまうと、なかなか自力で温められない。
・周りの人よりも厚着しないと身体が寒い。
・靴下を何枚も重ね履き・・・。
・体温が低い
冷え性の原因をタイプ別に解説します
自律神経の乱れ
自律神経は交感神経と副交感神経によりバランスをとっています。
このうち、交感神経が活発になりすぎると、血管が収縮してしまい、血流量が減り冷えやすくなってしまいます。
血流の乱れ
血液は熱運ぶ働きがあります。
血流が少なくなるなど乱れてしまうと、熱が運べなくなり冷えが強くなってしまいます。
筋肉量が少ない
一日の必要な熱の約半分以上は筋肉から作られています。運動不足などにより筋肉量が少ないと、それだけ熱の生産量も減ってしまいます。
生活習慣の乱れ
熱の生産には、筋肉と食事。
熱の運搬には、血流。
熱の調節には、自律神経が関係してきます。
運動不足、食事の偏り、夜更かしなどの生活リズム乱れは、
熱の生産・運搬・調節に大きなダメージが出てきます。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れるということは、卵巣などの体から分泌しているホルモンと、脳から指令で分泌しているホルモンのアンバランスが生まれている可能性があります。
この状態は自律神経の乱れにも繋がり、冷えの原因にもなります。
基礎代謝の低下
冷えは代謝低下が非常に大きく関係しています。代謝とは細胞の「交換、再生、生成、修復」など身体の機能を維持するための重要なシステムです。
代謝がスムーズだから皮膚はターンオーバーし、内臓機能が回復します。この代謝が起こるときに熱が生まれます。
ではなぜ代謝が落ちるのか?
その原因はストレスや活性酸素による細胞・組織・内臓の劣化や休息不足による筋肉疲労や内臓疲労(慢性疲労症候群など)、その他筋力の低下、運動不足、食事量不足、視床下部が影響している可能性が高いです。
このような原因から代謝が落ちると熱が生まれにくくなり、冷えやすくなってしまうのです。
また、1日に生きるために必要最低限、生命活動に使われるエネルギーを基礎代謝といいます。
基礎代謝は、筋肉22%、肝臓21%、脳20%、心臓9%、腎臓8%の割合で行われていて、血流を良くし、水を飲み、よく動き、よく頭を使えば代謝が上がりやすくなります。
ほかにも、末梢血管は緊張し交感神経が働くと収縮するため、血液循環が低下し冷えに関係してきます。
副交感神経を働かせてリラックスすることで、血管が拡張し血液循環を上げることが大切です。
ホッカイロや腹巻など、温活ケアは冷え対策には必要ですし効果な方法です!!
ですが、自律神経や内臓のケアなどをしていかないと、
根本的な体質改善には繋がりにくいのです!!
東洋医学では冷えの原因をこのように考えます
東洋医学では冷えについて3つの視点から鑑別していきます。
①冷えと熱のバランスの乱れ
冷えるところは冷え、熱があるところには熱があるという状態が理想ですが、そのバランスが乱れることにより、冷えてはいけないところが冷え、冷え感による不調が出ると考えられてます。これを上実下虚(じょうじつかきょ)といいます。
頭寒足熱という言葉があり、人間は頭が冷え、足が温かい状態が健康だといわれています。血流やリンパ、食べ物、体内電流が滞ると頭は熱し、足は冷えていきます。足だけでなく、全身の血流を良くすることで快方に向かいます。
②エネルギー不足による冷え
車でいうとガス欠です。食事を3日間取らずに過ごすと寒さを感じる方がいます。これはエネルギー不足による冷えです。食事をとり、よく噛み、よく散歩し、心も穏やかにのびのびしておくと快方に向かいます。
③外気による冷え
これは温める工夫をすれば快方に向かいます。東洋医学では冷えと浮腫みは仲良しだと考えるので浮腫んでいる方は冷えている方が多いです。
特に足湯や入浴で、下半身の温めると全身の血行改善に効果的です。
当院の施術
鍼灸治療では、筋肉や神経、ツボに刺激を入れることで身体の不調や体質の改善をしていきます。
血流の改善、内臓機能の調整、免疫力の向上、鎮静作用など様々な治療効果があります。
・弱った内臓を元気にさせ、代謝を上げる。
・気の流れを整え熱の冷えのバランスの乱れを正す。
・自律神経の調整をして、末端の血流を改善する。
・筋肉を柔らかくし、血液を送りやすくする。
このように冷えに対してのアプローチをしていきます。
当院の施術が効果的な理由
コンビネーション療法
鍼灸治療をベースに、さらに効果を高めるために様々な治療を組み合わせる「コンビネーション療法」を行います。
【オイルトリートメント】
硬くなった筋肉を緩めて血流改善をしていきます。
【温石】
遠赤外線効果のある溶岩石でお身体を深部から温めていきます。
【よもぎ蒸し】
よもぎにはホルモン調整作用や血流改善の働きがあります。
よもぎを煎じた蒸気を下半身から浴びることで、皮膚や粘膜から成分を吸収します。
患者様の喜びの声
不妊の大敵!冷え性のまとめ
冷え症の改善をしていくには、
単に外側から温めるだけでは根本治療にはなりません。
- 内臓の働きを良くして代謝を上げる
- 気の流れを整えて、上部に上りすぎている気は、足先や末端に下げられるようにする
- 自律神経の働きを整えて、末梢血管の血流量を上げる
- 硬くなった筋肉をゆるめて、血液を送るポンプの働きを活発にする
冷え症は女性のお悩みでとても多い症状でしたが、最近では男性も冷えている方が多くなっています。無自覚の方も多いので、気づかぬうちに悪化している方も。。
そしてこの冷えは不妊や婦人科、生殖器のお悩みに非常に大きな影響をもたらします。
本来、身体を温める働きは誰しも待っています。何が原因で冷えているのか、自分の身体を知り、原因に合わせたアプローチをすることで、冷え知らずの身体を手にしましょう。
執筆者
市川市 本八幡鍼灸院 茂木紗央里